黒い雨

2020年8月18日 06時00分

ペルセウス座流星群、みましたか?

12日は寝てしまいました

14日の夜、夫婦で観ました。

公園に寝転んで、30分で4個見えました。

 

 

「黒い雨」国の指定地域外も被爆者と認める判決 広島地裁 7月29日

原発犠牲者慰霊平和式典が8月6日に広島、8月に9日に長崎で行われました。

 

75年前、広島に原爆が投下。直後に、放射性物質を含む「黒い雨」が降りました。

黒い雨が激しく降った地域の人たちは国の助け(補償)があります。

弱い降り方の地域の人たちは病気になっても助け(補償)はありません。

弱い降り方で被爆(放射能の害を受けた)した人たちが裁判に訴えました。

裁判所は全員を被爆者と認め、国が助けること命じました。

「黒い雨」の影響は、国が指定した地域の外にもあること認められました。

75年もたっても、この問題は解決していなかったのです。

 

原爆の熱で、瞬時に広島の爆心地(爆発の中心の場所)の物が全て燃え尽きました。

高熱で空気が熱くなって上昇して雲ができ、放射能をもった炭や灰を多く含んだ雨が降りました。

だから黒い雨になりました。その中には人が燃えた灰も混じっています。

この雨にあたれば外部被ばく、漂う放射性物質の粒を吸い込めば内部被ばく。

放射性物質は雨に流されて瀬戸内海を汚染しています。

瀬戸内海の魚を食べていた人たちも内部被ばくしていたのでは?

 

水俣病の補償問題も終わっていません

戦後の日本。経済復興のために、工場ががむしゃらに生産していた時代。

熊本県・水俣の肥料工場が海に流した有機水銀で魚が汚染。その魚を食べた人たちは病気になりました。

病気になった海側の人たちは補償されました。海から離れた地域の病気は無視されました。

この問題も終わっていません。

 

東京電力・福島原子力発電所の事故も終わっていません

事故の補償金は膨大すぎて、事故を起こした東京電力だけでは支払えません。

補償金の回収のため、私たちの電気代の上乗せされ、次世代にも続きます。

東京電力の原発では汚染水がたまり続けています。福島の放射線量は元のレベルに戻っていません。

また、低線量の被曝の被害は「ある」「ない」と学説が分かれています。

「黒い雨」裁判のようにならないことを願います。

 

★ 次は21日 金曜です。