【随時掲載「教育のユニバーサルデザイン化」⑦】ChromeBookを使った家庭科の授業

2021年5月6日 05時00分

 4月27日(火)、5年1組の家庭科の授業を参観しました。これまでのユニバーサルデザイン化の手法に加えたChromebookを活用した授業は、「全員参加」「できる」「楽しい」が更に前進したものでした。

 本時、小学校で初めて裁縫を学びます。

「裁縫、はじめての人?」

 ・ほとんどの人が手を挙げました。分かりやすく授業を進める必要があります。

 ・「めあて」を明確に提示します。

・授業の流れも見て分かるように、また、ポイントを強調して掲示しました。

・大型提示装置に、「玉結び」「玉止め」の動画を映します。全員で視聴しました。

 ・実習では、教え合いをします。

 これら点は、これまでのユニバーサルデザイン化の授業の展開です。

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これにChromebookをプラスすると・・・

・アンケートの結果をグラフで表示。「家庭科の授業は楽しみですか?」の問に対し、ほとんどの児童が楽しみと回答。あまり楽しみでない(右端)もありますね。

・道具を置く場所を指示します。(見たら分かる支援)

・一人一人、玉結びの動画を見たいときに視聴します。経験の少ない児童は、縫いながら何度も見ていました。そして、だんだん上手になっていきました。

・黙々と取り組みました。

・初めてにしては、とても上手です。

・「玉止めできた人?」  全員笑顔で作品を見せてくれました。

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【コメント】

 この授業で、家庭科の苦手な児童にとって一番助けになったのは、オンデマンドの動画でした。見たいときに見たい場面だけを何度でも見れるので、正しい動作を確認しながら縫うことができました。全体を見て、初めてにしてはうまくできたと感じました。授業の終わりに、「家庭科の授業は楽しい。」という声があちこちから聞こえてきました。(^^)/