先生の自由研究 その7「龍宝石(鯛寄石)」

2019年8月19日 13時04分
三島小ダイアリ

葉月19日 バイクの日

いつもの流れから行けば、語呂合わせで「俳句の日」。もちろんそれもありますが、あえて「バイクの日」。1989年に総務庁が二輪車の交通事故撲滅を目的に制定したそうです。二輪車の安全運転講習会などが行われるそうです。

 

さて、先生の自由研究も7つ目になりました。

今回は、三島神社の境内にある「龍宝石(りゅうほうせき)」です。「鯛寄石(たいよせいし」)とも呼ばれています。この龍宝石には、次のような伝承が残されています。

「毎日、中曽根の庄屋、今村家に鯛を売りにくる漁師がいた。庄屋が漁師に、「この鯛は、どこからとってくるのか」と尋ねたところ、「余木崎の沖合に、竜宝のような珍しい石があり、毎日2匹の鯛が現れる」と答えた。そこで、庄屋は、その石を家の庭まで運んだ。「珍しい龍宝石」だと毎日、多くの人が見に来た。しかし、この石を運んでから、庄屋の家では不幸が続いた。そこで、拝んでもらったところ、「毎日きれいな海水を汲んで、石にかけ、海の神様を祀りなさい」とお告げがあった。庄屋は、毎日毎日、海まで水を汲みに行き、石にかけたという。庄屋がなくなったあと、子孫が、この石を三島神社に寄付したという。」

 この時、庄屋さんが海の水を汲んで通った道は、「汐汲み道」として現在に伝えられています。