先生の自由研究 その12「宇摩という地名」

2019年8月29日 18時00分
三島小ダイアリ

川之江から土居町まで続く宇摩平野。

かつて、四国中央市は宇摩郡と呼ばれていた。

「宇摩」の地名は、古く、初めて文献に出てくるのは708年、飛鳥時代のことである。

宇摩郡の常(津根)里の金集史挨麻呂(かねあつめのふひとやからまろ)が、弟を飛鳥寺で受戒させたという記録が残されている。

また、岡山県立博物館には、馬評(うまのこほり)と文字が彫られた須恵器が保管されている。

「馬評」が「馬郡」になり、

713年に地名を好字二文字にするようにという令が出され、

「馬」が「宇摩」になったと考えられている。

「宇摩」の地名は1300年以上続く、伝統ある地名でなのある。