先生の自由研究 その10「河上但馬守遺跡」
2019年8月27日 11時00分葉月27日 男はつらいよの日
1969年(昭和44年)8月27日、渥美清主演、山田洋次監督の「男はつらいよ」の映画、第1作が公開された日です。もともとはテレビドラマとして放送されていたもので、それが映画でシリーズ化されたのだそうです。
大王製紙の臨海工場の入り口
国道11号線が赤之井川を渡る西側に小さな社が建っている。
河上但馬守(かわかみたじまのかみ)遺跡である。
河上但馬守をまつる小さな社で、古くから吃音を治す神様として地元の信仰を集めている。
川之江城主だった河上但馬守は、1582年、三島神社に詣でての帰り道、村松の八綱浦において、上分の轟城主大西備中守急襲を受け、吃音のため助けを呼ぶことができずに打ち取られたという伝説が残っている。
この時、但馬守の娘、年姫は、父の後を追って、川之江城の断崖より白馬にまたがり燧灘に身を投じたという悲話伝説も残っている。
川之江城の駐車場の手前に「姫ヶ嶽」の石碑があり、道路を挟んで反対側には、「姫ヶ嶽 海に身投ぐる いや果ても うまして入りぬ 大名の娘は」という与謝野晶子の歌碑もある。
河上但馬守の墓所と年姫の供養塔が、川之江城の麓にある仏法寺に残されている。