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2020年8月31日 06時00分

5年  Aさん「植物から学んだ大切なこと」8/7

毎年、自分で育てた植物の種をとり、次の年にまいて育てています。

ぼく「今年もヒマワリのつぼみができ始めたね。」

母「かわいらしいつぼみがついているね!」

妹「お花、早く咲かないかな?楽しみだね。」

ぼく「つぼみが大きくふっくらしてきたら花が咲くよ。」

妹「そうなんだ。花が咲くまで、わくわくカウントダウンが始まったね。」

ぼく「わくわくするね。おばあちゃんの家の畑のヒマワリは、そろそろ花を咲かせる頃だよ。」

母「おばあちゃんの畑に行こうか?」

ぼく「少し黄色い花が、つぼみの中から見えているよ。もうすぐ開花だね。」

妹「家のヒマワリとつぼみの大きさが違うね。おばあちゃんの畑のは、とっても大きいね。」

母「茎も立派だし、背たけも2m以上あるね。」

妹「私の手首より太い!見て、見て!お母さんの手首より太いよ!」

ぼく「明日には咲きそうだから、また見にこなきゃ!」

妹「家の庭にも、おばあちゃんの畑のヒマワリくらい育つ種を植えたいなぁー。」

ぼく「同じ種だよ。ぼくが咲かせたヒマワリの種を植えているんだから。」

妹「庭のは中くらいだし、プランターのはすごく小さいよ?本当に同じ種なのー?」

ぼく「同じ種類の種でも、植える時期、気温、日光の当たり方、肥料の与え方などが違うと

育ち方が違ってくるんだよ。種も少しずつ違っていて個性があるんだよ。」

妹「そうなんだ!植物の種も人間と同じで“みんな違って、みんないい♪”だね。」

母「何で?どうして?から、たくさんのことが学べたね。お兄ちゃんは、植物の育ちの違いを

確かめるために、違う場所に同じ種を植えているだよ。」

ぼく「でも植物ってすごいよね。どんな環境にも合わせて、毎年立派な花を咲かせてくれる。

毎年“今年もきれいな花を見せてくれてありがとう”と思うよ。とっても元気が出るよ。」

妹「私も、お花を見ると元気になるよ。」

母「今年もヒマワリの種を採って、来年も植えよう。命をつなげよう。」

ぼく・妹「もちろん!」

母「私たちも植物のように、今の生活や環境を悲しむだけじゃなく、今できること、

今ある日常の中に幸せを見つけて、笑顔で毎日を過ごせたらいいね。」

ぼく「植物は何も話さないけど、いつもぼくたちにいろいろなことを教えてくれるね。」

母「そういう思いを、いつまでも大切にしていこうね。」

今年のヒマワリの開花では、妹の"何で?”のおかげで、今までとは違った学びができました。

★ お母さんの言葉には、コロナ禍の中での自粛生活の苦労がにじんでいます。

身近に楽しみがあります。"本当に見ることを知る者は、退屈しない”とはロダンの言葉です。

 

★ 3年理科で育てたヒマワリは枯れて実をつけています。これは種でなく実です。

8月28日、皮をむいて食べるだけの中身があるかを確認しました。そこに田貝先生。

「何しているんですか?」

「食べられるかどうか確かめています。」

「えー、私も食べたい!」

でも半分腐って黒くなっていました。

「食べられません。中身があったらピーナッツみたいな味がするんだけど。」