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2021年1月12日 06時00分科学博物館「春待ちロゼット 冬を越す野草の姿」12/13
〇タンポポのいろいろ
春を待って、春の野草の学習をしましょう。
上がセイヨウタンポポ。 下がアカミタンポポ。
比べると、アカミタンポポの葉のギザギザが目立ちますが、一見して区別がつきません。綿毛の実が赤茶色ならアカミタンポポです。
黄色のタンポポは、どちらかです。どちらもヨーロッパからやっ てきた外来種です。
下はシロバナタンポポです。白い花のタンポポです。
日本に古来からある在来種です。北門の外に毎年咲きます。
「愛媛県ではありふれていると思われがちですが、全国的には白いタンポポは珍しい存在です。」と説明があります。
川之江南中学校に在任中、タンポポの分布調査をしました。
街中は黄色のタンポポだけ。でも川之江から香川に向かう国道沿いはシロバナタンポポだけでした。
同じ調査の時、香川県との県境付近で在来種の黄色のタンポポを見つけました。
カンサイタンポポだと思います。
これも在来種です。愛媛県では準絶滅危惧種になっています。
調査は約20年前。今はどうだろう?
タンポポの花を観察して、総苞が反り返っていないタンポポを見つけたら教えてください。
他にも以下のような在来種のタンポポが、愛媛県で見られます。
・クシバタンポポ 東予地域のの比較的高い場所にある集落跡
・キビシロタンポポ 大洲市、八幡浜市、内子町、伊方町に分布。
・トウカイタンポポ 大洲市
★最近こんな質問がありました。
「タンポポはいつ咲きますか?」
「春。だけど黄色のタンポポは、ほぼ一年中どこかで咲いています。」
以前、1年間調べたところ(雑ですが)2月の極寒期以外は見つけました。