理レポ「東日本大震災から10年①」1339

2021年3月10日 06時00分

東日本大震災から10年 ① ~最初の災害ボランティア~

2011年3月11日震災発生。新居浜西高の職員室のテレビで、リアルタイムで津波を見ました。

その約1か月後、4月7~9日。宮城県女川町での災害ボランティアに参加。最初に目にした女川町の風景が忘れられません。

でも私は当事者ではありません。この場所にいて生き残った人たちの記憶はいかほどのものか・・・想像して言葉を失うばかりです。

「テレビや新聞の写真では全ては伝わらない。その場所に行かないと分からないことがある。」と実感した経験です。

 

2011年8月17~21日。福島での教育ボランティアに参加しました。

野良猫を「私のネコよ。」と作り話を話し続ける少女。

私の作った割れないシャボン液で、黙ったままシャボン玉を作り続ける少年。

避難場所でお祭りなのに、子どものはしゃぐ声が聞こえませんでした。

小学生だった彼らも、今は高校生だな。この時、末娘は小学1年生。今は高校生です。

私がボランティアに行くと「遊び相手がいなくなる。」と怒っていました。

その娘がお腹にマジックで字を書きました。鏡文字ですが、「日本がんばれ」と書いています。

「東北の人たちが頑張ってくれたから、日本はなくならなかった。」

なるほど。と思ったことを思い出します。

小学1年生でも、東日本の大変さを分かっていたんだ。

私が2度、災害ボランティアに行ったことが、娘に伝わることがあったのかな。

今、振り返って思います。