理レポ「東日本大震災から10年②」1340
2021年3月11日 06時00分東日本大震災から10年 ② ~震災1年後~
震災1年後、小学2年生の娘と二人で女川町を訪れました。
2011年4月
2012年5月
女川町は1年できれいに片付けられていました。がれきはなくなり、壊れた家もなくなりました。草も生えていません。
茶色の平坦な場所に変わりました。ここで何が起こったかを目撃していない人は、震災の悲惨な光景を想像できないでしょう。
ファミリーマートの駐車場は土地が沈んでいます。地盤沈下です。雨が降れば雨水がたまります。
港の3階建ての鉄筋コンクリートのビルは倒れたまま。津波の破壊力がいかに大きかったことが分かります。
10年経ちました。震災で壊された町の記憶を抱えている人がいる一方、きれいに整えられた町しか知らない子どもが増えてきます。
震災の記憶を伝えていく努力が必要です。南海トラフ地震に備える私たちにも他人事ではありません。
片付けられたがれきが集められた場所が右画像です。とても多い。
今は、どこも整えられてきれいになって 元の生活が戻ってきています。津波が引けば戻ってこれるからです。
しかし、東京電力の原子力発電所の事故で放射能に汚染されため、まだ人が戻れない町があります。その町は壊れたままです。