理レポ「星は過去・真鍋さんのノーベル賞」1553

2022年2月24日 06時00分

6年 Aさん「今見ている星は過去のもの」1/5

光についてのテレビ番組を見ました。

ぼく「なぁ、なぁ。」

母「どしたん?」

ぼく「光についてのテレビを見たんやけど。その時に、今見とる星、月、太陽って過去のを見ているんだって。それって何で?」

母「確かに、そうかも。」

調べると、お母さんの答えは少し合っていました。

光の速さは1秒間に30万km進むそうで、一番近い星でも300光年かかります。

ぼく「月は地球から38万km離れとるから、1.3秒前のもの。太陽は1億5000km離れとるけん、約8分前なんだって。」

母「そうなんやー。」

ぼく「他の星座も調べるわ。」

★一番近い恒星(太陽のように自ら光る星)は4.3光年。光の速さには限度があるので、距離があるもの同士に“同時”はない。

 見ているもの全ては過去のものです。

★「あなた」と「私」も離れているので、互いに過去の姿を見ています。動くと時間の流れ方も変わります。

 厳密に考えると、一人ひとりが別々の時間の中で生きています。実生活には、この時間差は問題はありません。 

 

6年 Bさん「真鍋さんのノーベル賞」1/9

ぼく「新宮出身の真鍋さんは何でノーベル賞をもらったの?」

父「地球温暖化が問題になっているけど、そのことを何十年も研究していたよ。今の天気予報の基になるものを考えた。その研究で賞が贈られたんだよ。」

ぼく「地球温暖化って何?」

父「人間は工場や車などから出したガスが、大気に影響を与えて、地球の気温や海水面が上がっているんだ。

  その影響で大雨が降ったりの異常気象が起きるようになってしまった。

  真鍋さんは、その事を何十年も前から予測して研究していたから、すごい人なんだよ。」

ぼく「父さんは新宮で産まれたから、真鍋さんを知っている?」

父 「父さんは直接は知らないけど、真鍋さんが生まれた家は知っているから、一緒に行ってみよう。」

★何十年も前から予測して警告を出し続けていたのに、予測通りになってしまいました。

 地球の環境はある一線を越えたら、元に戻すことができなくなります。