理レポ「シジュウカラの言葉③」1580
2022年4月18日 06時00分「鳥は言葉を使えるって、ホント?③」4/2 (朝日新聞主催のオンエア・ライブ講演)
シジュウカラのヒナは木の洞(穴)の中で育ちます。
外のことは何も見たことないし知りません。天敵のネコもカラスもヘビも見たことがあ りません。でも・・・
親からエサをもらために、騒ぐのだけど・・・
「ピーピーピー」(ネコまたはカラス!)
騒ぐと巣が見つかってしまう。ネコの手やカラスのくちばしが届かないように、身をかがめます。
「ジャージャージャー」(ヘビだ!)
ヘビは巣の中に入ってくるので、中にいてはキケン。急いで巣の外に逃げ出します。
本物のネコやカラスやヘビを見たことないのに?どうして親鳥の言葉で、どうしたら安全なのか分かるのだろう?
言葉と行動がつながっているけど、これも本能?とても不思議です。
本物のネコやカラスやヘビは、ヒナが巣立ってから親鳥が実地で教えます。
ヒナの言語学習能力も高い。単語が言えるようになるのは人で約1年。二語話せるようになるのは人は約2年。
でもシジュウガラは2か月。私たちが思っている以上に賢い生き物です。