理レポ「しっぽの振り方」1732
2023年1月4日 06時00分しっぽ右振り 友情の証し? ~愛媛新聞の記事より~」12/13
1、「左」は緊張や恐怖 (中国科学院)
振る向きで気持ちが違うことを中国の研究チームが研究しました。
研究で使ったイヌはビーグル犬10匹。
同じ人に対して、初対面から3日目までのしっぽの振る向きをAIを使って調べました。
見慣れない人には“緊張”“恐怖”を感じる右脳の影響で、しっぽの振りは左寄りです。
慣れた3日目は、“前向きな感情”を受け持つ左脳の働きで、しっぽの振 りは右寄りです。
人もイヌも脳が左右に分かれていて、それぞれに働きに違いがあります。
脳からの神経は途中で入れ替わっていて右脳は体の左側を、左脳は体の右側を動かしています。
研究チームのリーダーは「こうしたイヌの研究は、(人の)医学や心理学の分野でも生かせる。」と言っています。
★人にもイヌにも個性があるし、男(オス)・女(メス)の差もあります。
ビーグル犬が10匹では数が少なすぎないかな?と思いますが。どうでしょう?
2、イヌが飼い主に与える影響の研究(日本の国立環境研究所)
介護を必要としない65~84歳の約11000人を3年半調査。
過去にイヌと暮らしたことがない人の介護と死亡のリスクを1とすると。飼っている人は0.54と半分。
毎日の散歩などの運動がリスクを下げているようです。
★2の元になる論文は「犬の所有が、地域に住む高齢の日本人集団における障害の発症を防ぐという証拠」2022/2/23
★ペットのイヌがいると散歩をする?散歩が嫌いな室内犬がいます。
ペットがいなくても運動する高齢者はいるのだけれど、この結果です。