理レポ「ひな人形」1792
2023年3月20日 06時00分▢5年 Aさん「現代雛と有職雛の違いは?」自学 3/5
私「お父さん、今日、妹を迎えに児童センターに行ったら雛人形が飾られていたよ。」
父「そうなんだ。その雛人形のお雛様は右と左のどっちにいた?」
私「えっとー、向かって見て右側にいたよ。」
父「うちの家の雛人形を見てみなよ。」
私「あっ!左右の位置が違う!なんでー?」
父「うちの家にあるのは有職雛だよ。
有職雛は豪華さを競うのではなく、実際の公家社会の礼式にかなった装束を有職故実にもとづき作られているのが特徴なんだよ。
児童センターにあったのは現代雛という種類だね。」
私「えっ、雛人形に種類があるの?有職雛と現代雛では何が違うんだろう?」
現代雛は向かって右がお雛様、有職雛は向かって左がお雛様として飾られています。
現代雛は全国的に広まっていて、京都や近畿地方の一部を除けばほとんどが現代雛の飾 りになっています。
現代雛と有職雛の違いは時代の文化と風習によって変わっていて、現代雛は、昭和時代から今にいたる雛人形の姿です。
有職雛は、江戸時代から明治大正時代に使われていた雛人形の姿です。
雛祭りの雛人形はとても昔からあり、伝統的なものとは変わらないものと思っていました。
その時代によって違いがあり、少しずつ変わっていて、とても興味深かったです。
★このような調べは民俗学ですね。
「なぜ雛の左右を変えたのか?」
「左と右の意味は?」
「江戸時代より前はどうだったのか?」
と調べると面白いね。民俗学は社会科学。教科の社会も科学です。
田中先生、授業のときにロイロノートで分かりやすく説明してくれたり、毎日理科レポートを作ってくれてありがとうございました。
理科レポートは知らなかったことを知るきっかけになりました。
★私が担当した学年ではICT化を進めました。身につけた能力を、さらに高めてください。これからの学びのプラスにしよう。