全員参加の楽しく分かる国語授業

2021年1月25日 05時00分

 本校の授業づくりの目標は、「全ての児童が参加し、楽しく分かる」授業のユニバーサルデザイン化です。19日と20日、2年2組で国語の研究授業を行いました。焦点化・視覚化・共有化等の手立てを用いて進めました。

・・・・・・19日の授業・・・・・・

 2年生は、説明文「おにごっこ」の読解の授業を進めています。

①授業前、黒板に✕が書いてありました。【視覚化】何が始まるんだろう?

 

②「四つのおにごっこのうち、一番よく考えるのはどれ?」(Which型の課題)【焦点化】

 児童は自分の考えを持ち、名前磁石を黒板に貼ります。(こうして全員参加の形を作ります。)

③同じ考えの児童が集まって、理由(Why)を整理します。【共有化】

④教師が、全体の考えを整理します。そして、それぞれに、もっともな理由があることが分かりました。【共有化】【焦点化】

[コメント]この学習形態は、筑波大学附属小学校の桂聖先生が提唱する「Which型課題」国語授業です。全員が参加し分かる授業づくりにとても有用だと思っています。全学級で実践するよう勧めています。(^^)/ 

・・・・・・20日の授業・・・・・・

①今日のめあては、「おにごっこに、さまざまなあそび方があるのはなぜ?」です。「説明文の家」の最後を埋めます。【焦点化】【視覚化】

②全員が自分の考えを持つために、友達の意見を聞きます。そして、ペアでまとめます。さらに、全体の意見を教師がまとめます。【共有化】

③第6段落を読んで、筆者の一番伝えたい文は何かを考えます。[Which型課題」【焦点化】

④第6段落を要約して、「説明文の家」が完成しました。【視覚化】【焦点化】

[コメント]本校は、説明文の授業で「論理の見える化」を取り入れています。説明文の構造は、写真のように家の形に整理することができます。本文を読んで、「説明文の家」を完成することによって、読解力が向上すると考えています。このような手立てにより、2時間ともに児童の学習態度はすばらしかったです。(^^)/