第2回授業UD自主研修会を終えて
2021年6月12日 19時38分6月12日(土)、延期していた第2回授業UD自主研修会を開催しました。22名の熱心な先生が集まり学び合いました。簡単に振り返ります。
①第1講は、「本校の体力向上計画~体育UDの手立てを取り入れて~」でした。採用されて1年目。体育の授業をどうすればよいか悩みました。テレビで、「45分間でクラス全員跳び箱ができるようになる向山先生の指導法」を見て、自分もやってみたらできました。それから、「教育の法則化」に学んで、逆上がりも後方支持回転も全員できるようになりました。さらに、その取組をまとめたビデオ作品は、ビデオコンテストで最優秀になり、NHKさんが私の取組を全国放送してくださいました。あの悩んだ体育でですよ。全員が参加しできるようになる指導方法はあるんだなと思いました。しかし、この指導方法にも壁がありました。スモールステップの第一段階ができない児童をどうすればよいかです。これに対しては、体育UDで学んだ「折り返しの運動」「口伴奏」が有用です。
②第2講は、「学級経営と道徳」でした。議論することを楽しむ道徳授業の在り方として、「星野君の二塁打」を教材にして模擬授業を行いました。星野君の行動は、〇か✕か。自分の考えを板書して考えを伝え合います。〇だという考えには、なるほどと思えるものがありました。しかし、そうした思いを肯定した上で、✕の価値が大切だと判断力を育てることが肝ですね。いじめ問題を自分たちで解決できる力を道徳の授業を通じて育てていきましょう。
③第3講は、「算数 筆算指導法 補助計算を使って」でした。つまずきの多い繰り下がりのある引き算の指導方法を学びました。つまずいている児童は、計算の過程が動画に見えないんですね。そこで、視覚化と唱える手立てを行います。「53-26」では、①十の位の10を一の位に書きます。②--6と10を線で結びます。これをブリッジと言い「ブリッジ」と言わせます。③「10-6=4」と唱えます。④「3+4=7」と唱えます。・・・一連の手順をアニメーション化するといいですね。
④第4講は、「国語UDの理念と実際① ~論理の見える化で国語の授業を分かりやすく~」でした。私は国語の授業が苦手でしたが、国語UDに出会って「これだ!」と思いました。私自身が授業をすることはありませんが、若い先生に方法を伝え、全員参加の授業が展開され学力が向上している事例をたくさん見てきました。特に、物語文の構造と100字要約、説明文の構造と100字要約指導は、これからの先生に、是非身に付けてほしいと思います。
⑤第5講は、「ICT利活用講座」でした。➊「あかねこ漢字スキル」についている、筆順と漢字の成り立ちのソフトのデモを行いました。児童の理解を大いに助けます。成果が上がっています。❷カフートを使ったクイズ大会のデモも行いました。これを使うと、全員参加の楽しいクイズ大会ができますよ。
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参加された先生方の実践の役に立てば幸いです。次回は、7月24日(土)です。あと3回でこの研修会は終了します。