理レポ「東日本大震災から10年③」1341

2021年3月12日 06時00分

東日本大震災から10年 ③ ~原子力発電所の事故は終わっていない~

震災2年後、小学3年生の娘と二人で岩手までドライブしました。

ひどい事故を起こした東京電力の福島原子力発電所のある福島を経由して岩手県沿岸まで。

東京で使う電気は福島で。事故を起こした原子力発電所だけでなく火力発電所も、ここにあります。

なぜ、福島に?

 

放射能汚染で全ての住民が避難した富岡町は人がいませんでした。人がいない町は死んでいます。

人がいたはずなのにいない。これだけなのに、「怖い」と感じました。人がいて、その場所は生きています。

 
宮城県沿岸の田畑は、津波で土に塩が残りました。その土をはがして、新しい土を入れ替えます。

海岸はどこも重機が作業をしていて近づけません。

原発事故は終わっていません。原発事故で放射能の汚染水は毎日たまり続けています。

 

原発の後始末は、私たちの子孫のツケになっています。 

汚染水を溜めるタンクの置き場所は、施設内では限界に近づいています。