理レポ「庭遊びの勧め」号外

2021年4月7日 06時00分

私の身の回りのことを見直しました。

 

挿し木のサクラ

サクラの品種「ソメイヨシノ」は、最初の親木のクローンです。

つまり分身。同じ環境がそろえば開花します。

だから全国のサクラ開花の予想に使われます。

私もソメイヨシノのクローンづくりを試みました。挿し木を3年前に行いました。

数十本挿し木して、生き残ったのは3本。1本は花を咲かせて満開になりました。

成功率は1割。プロは8割だそうです。

 

 

残りの2本との違いが幹の太さ。

根を張らせて幹を太らさて、養分をためていないと花は咲かない・・・ということかな?

 

庭のトクサ

シダ植物です。

水中にいた植物が陸上に進出した時、植物はこんな姿でした。

そのころの気候は今より温暖だったので、水際では巨大シダ類の森があったようです。

そうした進化の生きた化石として興味があったので、庭に植えたら増えました。

基本、茎。地面の下は地下茎。そして貧弱な根。葉と葉はありません。

茎の表面が硬いので研磨剤として使われていたことから「砥草」(とくさ)と呼ばれています。

成長すると茎の先端にツクシの頭のような胞子葉群をつけます。ここから胞子を飛ばします。

 

ネギの花

料理に使って残った部分を栽培しました。

大きく育って、切り取って料理に使っていました。

しばらくほっておいたらねぎ坊主に・・・花がつきました。

ネギは茎と葉が一体化しています。

ここはトクサと同じ。先祖返り的? 

ネギの先端がふくらんで球になって、薄皮が破れると花が咲きます。

中が空洞のネギの先端は、花が咲いた状態でどうなっているのか?

先端のすぐ下から根元の中身は空洞になっていきます。 

先端は中身が詰まっていて、時期がくれば花を作るようです。

では花をつける前はどうなっているのか?先端だけ切り取って半分に切りました。

スマホで撮った画像を拡大。分かりにくいけれど、先端だけ中身が詰まっています。

食べるとコリコリ感があります。

花をつける時期になると、この部分が成長して花をつくるのでしょう。

 

 

身近な所で、身近なもので“?”や“!”を体験できます。

3密を避けなけねばならない今、身近な場所・こと・ものを素直な感性で見直しましょう。

そうすれば、すてきな春レポが出来上がります。