【随時掲載「教育のユニバーサルデザイン化」⑥】あふれさせたい言葉・なくしたい言葉

2021年4月28日 05時00分

  困ったときに、助けを求めるスキルを「援助要求スキル」と言います。これは、集団とつながるために、小学校段階で是非身に付けさせたいスキルです。そのために、必要なのは「援助要求」を発揮できる周りの温かい言語環境です。三島小学校を助け合う学校にするため、各学級で、4月の学級開きに合わせて「あふれさせたい言葉」は何か?「なくしたい言葉」は何か?話合いを持ちました。

 4月19日の4年2組の学級会の様子をお伝えします。 

・今日の議題は、「学級であたたかい言葉を広げよう」です。

・どんな言葉をあふれさせたらいですか?どんな言葉をなくすといいですか?近くの人と話し合ってください。

・「言われてうれしくなる言葉をあふれさせたらよいと思います。例えば、『ありがとう』という言葉がいいです。この言葉を聞くと、とても気持ちが明るくなります。

・書記の係の人が、まとめています。

・4年2組のあふれさせたい言葉は、「1位 ありがとう、2位 大じょうぶ?、3位 いっしょに遊ぼう、・・・」となりました。

・なくしたい言葉は、口に出して言いたくありません。いやな言葉です。

 ・なくしたい言葉のカードは、破ってゴミ箱に捨てましょう。4年2組にはいりません。

[コメント]

 話合いの柱の①は、「学級の言葉づかいはどうか?」でした。児童からは、「いやな言葉がまだ少しある。」という意見が出ました。(少しあるんですね。)

 最後は、「あふれさせたい言葉を多く使って、なくしたい言葉は使わないようにしよう。」と決まりました。このように言葉づかいを良くして、助け合う学校にしていきましょう。(^^)/