【随時掲載「教育のユニバーサルデザイン化」⑩】CBT

2021年5月11日 05時00分

 CBTとは、Computer Based Testing の略称で、コンピュータを使った試験方式のことです。昨年度末に環境が整い、今年度、CBTを指導計画に位置付け利用しています。6年2組の算数の授業をご覧ください。

・「今日は、テスト前のおさらいを、CBTとプリンで行います。」

・問題は全部で18問。選択式です。

・一問一問、瞬時に採点されます。

・指で線を引いて考えることもできます。

・最後の問題が終わると、成績が表示されます。(全部〇だね。すごい。)

・△や✕だった問題は、その解説や解き直しの問題が示されます。(ここが大切です。なぜまちがったのか、どうすれば良いかが分かると楽しくなってきます。)

・一人一人、自分のペースで進んでいます。早くできた人は、さらに、問題を選んで解くことができます。個別最適化されています。(空白の時間はありません。)

・後半は、プリント学習です。作図の問題は、プリントで行います。

・理解度に対応するため、合格した人がヘルプを出した人(援助要求をした人)のところへ行って教えます。(この教える人を「トライさん」と呼んでいます。相手が自分の説明で分かるようになるかトライします。)

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 ところで、Chromebookをどこにしまうか迷うことがあります。落としてもいけないし・・・。現在、全児童分、専用の手提げケースを注文していますが、生産が間に合わず納品を待っている状態です。それまでは、音楽バックにしまったり、次の学習で続けて使う場合、机の真ん中に置くようにしています。

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【コメント】

 本校は、授業の後半の教え合いをインクルーシブ教育の要と位置付けています。教える人は教えることによって理解が深まり学びが定着します。教えてもらった人は、教えてもらって分かるようになります。そして、共に伸びていきます。

 本授業でも、スムーズに教え合いが始まり、やさしい雰囲気があふれていました。見ていてとてもいい感じでした。(^^)/