【特別支援教育だより】 子育て応援コラム No.01(新企画)

2021年7月2日 06時10分

保護者の皆様、日々の子育て本当にお疲れ様です。

子育てをしていると、叱るべきか、見守るべきか、どうしてそんな行動をとるのかと、悩みはつきないですね。

私も、日々悩みながら子育てに奮闘中です。

このコラムでは、そんなお子さんの行動の理由や、関わり方のちょっとしたコツを、いろんな方の成功事例や、特別支援教育の観点から紹介していけたらと思っています。

 

第1回目の今日は、「子どもも大人もタイプがある」という話題です。

 

学校で子どもの様子を見ていると、新しいものが大好きで、とにかく行動、思ったときは始めている時、だけど飽きるのも超早いという「直球タイプ」のお子さんがいます。

こういう子は、行動が早い分ミスもとっても多いけど、斬新なアイデアをもっていたりすることもあります。めんどくさがりな面もあり、効率の悪いことは嫌いだったりもします。また、忘れっぽさがあることも珍しくありません。

 

一方で、新しいものより同じものを何度もしたい、安心安全が何より大事という「じっくりタイプ」のお子さんもいます。

こういう子は、ミスがないように慎重に行動しようと熟考に熟考を重ねます。もし失敗しちゃうとパニックになったり固まったりとショックが大きいみたいです。その分、多少めんどくさくても、決められた手順をしっかり守り、最終的に丁寧でいい仕事をしたりします。また、一度強烈に体験したことは、なかなか忘れられないこともあります。

 

お子さんはどちらのタイプに近いでしょう。

そして、みなさん自身はどちらのタイプに近いですか?

 

もし、お子さんが「直球タイプ」で、みなさんが「じっくりタイプ」なら、

お子さんの適当さが許せず、イライラを募らせているかもしれません。

もし、お子さんが「じっくりタイプ」で、みなさんが「直球タイプ」なら、

どうしようもないことに泣き叫ぶお子さんと戦った経験があるかもしれませんね。

子どもは、大人ほど上手に周りに合わせることが難しいものです。

上の場合は、細かいルールを少しおおざっぱなルールに変更してみるといいかもしれません。

下の場合は、静かな場所でクールダウンさせた後、失敗してもこうすれば大丈夫という方法を教えてあげるようにしましょう。

色々なパターンがありますが、もし、上手くいかない何かがあったら、

お子さんのタイプに合わせて考えてみると、上手くいくことがあるかもしれませんね。

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 ※「子育て応援コラム」は、子育てでお困りの方が読んで、少しでも気持ちが軽くなればと思い企画しました。毎月掲載する予定です。(^^)/