全員が参加し「よりよい生き方」を考えるユニバーサルデザイン化した道徳の授業。今日は、3年生「きまりじゃないか」の授業の様子をお伝えします。
雨がすっかり上がった昼休み。まだ、ところどころに水たまりが残っています。「あそびボード」は赤のままです。大助は「さあ、ドッジボールをしようよ。」とみんなに声をかけます。⇒ この状況を共通理解します。
①ストーリ・登場人物の関係を的確につかむ・・・教材文を読み聞かせながら、イラストを提示します。教材文を前半で切ります。(覚える量を限定するため。)そして、どんな話なのか、三島小でも同じような場面があることを想起させながら共通理解を図ります。
②「自分の気持ちを表す」・・・「じぶんならどうする?(外に出ない)か(外に出るか)か」を4段階で問いました。(4段階で問うのは、強い肯定、弱い肯定、弱い否定、強い否定と、気持ちを明確に分類するためです。全国学習状況調査も4段階で問います。)全体像と友達の気持ちを知ることができました。(上の写真のとおりです。)
そのあと、なぜそうするのか?その理由を、教師が遊びに誘う役になって問います。(ロールプレイイング)意見交換では、自分と同じ場所の人の意見、違う場所の意見を自分の気持ちと比べながら真剣に聞きました。
授業の終盤、「これから、どんなことに気をつけますか?」の問いに対して、全員ワークシートに自分の考えを書くことができました。それを読むと、「はじめは、先生に叱られるから⇒終わりには、水たまりがあったら遊ばない。」と決まりを守る意義を感じ取ることができた児童がいました。大半の児童は、決まりを守る大切さを、この教材を通して再確認できました。
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ところで、この授業の中で、「水たまりがあってもそこをさけて遊べばよいと思う」という意見がありました。すばらしい意見だと思います。道徳の授業では、どっち?と問いますが、実生活(世の中)では、どっちも両立するような最適解が必要な場合があります。本校の、運動場使用のルールには「△」(水たまりを避けて遊んでよい)があります。全ての児童に「△」の意義を感じ取ってもらえたかなあと思っています。(^^)/
道徳の授業にはテストがなく、できた・できないで評価されることはありません。しかし、道徳の授業にもつまずきはあるのです。それは、①「ストーリー・登場人物の関係がつかみにくい」、②「自分の気持ちを表すのが苦手」などです。
6月2日、道徳の研究授業を、3年1組、4年2組、6年1組で行いました。予測されるつまずきに対して手立てを講じて、全員が参加し「よりよい生き方」を考えるユニバーサルデザイン化した授業を展開しました。
今日は、6年生「手品師」の授業の様子をお伝えします。
①ストーリ・登場人物の関係を的確につかむ・・・デジタル教科書の朗読を聞きながら教材文を目で追います。教材文を前半で切ります。(覚える量を限定するため。)そして、どんな話なのか、イラストと重要センテンスを提示しながら共通理解を図ります。
②「自分の気持ちを表す」・・・「じぶんならどうする?(男の子のところへ)か(大劇場へ)か」を問い、ハートメーターのどの位置かを明確にします。3人組になって自分の考えを伝え合ったのち、自分の気持ちを表す場所に名前磁石を貼りました。(話合いを入れたのは、自分の気持ちを整理するためです。)ハートメーターを見て、全体像と友達の気持ちを知ることができました。
そのあとの意見交換では、自分と同じ場所の人の意見、違う場所の意見を自分の気持ちと比べながら真剣に聞きました。
授業後半の教師の説話にも、視覚支援がありました。誠実に生きる事例として、学級の児童が「休み時間が少なくなるのに、自主的に教科書を配っている写真」「係を決めていないのにいつも進んで黒板を消す写真」を提示しました。(ちょっとしたことかもしれませんが、すばらしいと感じました。)これを見た児童は勇気づけられ、またやろうという気持ちが高まったことと思います。
「手品師」はいわゆる葛藤教材です。男の子との約束をとるか大劇場への出演をとるか大いに迷い考えた末、誠実に生きる大切さを感じ取りました。全員がこれからの生き方をワークシートに綴ることができた全員参加の授業となりました。(^^)/
このたび、各学級のあふれさたい言葉トップ5を、教室背面に掲示しました。紹介します。
[低学年]
1位・・・ありがとう
2位・・・いっしょに遊ぼう
3位・・・だいじょうぶ?
4位・・・いいよ!いいね!
5位・・・すごい!
[中学年]
1位・・・ありがとう
2位・・・だいじょうぶ?
3位・・・いっしょに遊ぼう
4位・・・がんばったね
5位・・・ごめんね
[高学年]
1位・・・ありがとう
2位・・・だいじょうぶ?
3位・・・がんばれ!がんばったね。
4位・・・ごめんね
5位・・・いっしょに遊ぼう
[特別支援学級]
【コメント】
子どもたちが助け合ってみんなで伸びていく環境づくりで最重要なのは、言語環境だと考えています。学級開きの際、学級担任が「あふれさせたい言葉」を児童に問い、集計したら、上記の結果となりました。「ありがとう」「だいじょうぶ?」などは、子どもたちが望んでいる言葉です。
三島小学校全体、更には、三島小学校区全体に、「あふれさせたい言葉」を広げたいと願っています。教師も意識して取り組んでいます。保護者、地域の皆様もご協力をお願いします。(^^)/
「三島小コミュニティ・スクールだより」第6号を発行しました。どうぞ、ご覧ください。
「三島小コミュニティ・スクールだより」第5号を発行しました。どうぞ、ご覧ください。
今日の給食は
「いりこなごはん」
「かつおのアーモンドがらめ」
「酢の物」「若竹汁」でした。
5月25日より、牛乳に「シトラスリボン」のデザインが印刷されています。
【シトラスリボンプロジェクト】
ここ愛媛から「ただいま」「おかえり」。
そう心から言い合える空気を、みんなで広げていきたいと思います。
今日は4年生で「朝ごはん」についてのお話もしました。
これからも「主食」「主菜」「副菜」「汁物」の
そろった、朝ごはんを食べていきたいですね。
4年「向きを変えた発芽したヘチマは」5/13
この日は前回と同じ教室。1校時は次の①~⑤です。
①教室で温度計の使い方の練習
②ツバメが巣を作っている途中を体育館に見に行く。
③そこで気温を測る。
④eライブラリでテストに向けた復習をする。(2時間目はテスト)
⑤残り時間でGoogle Earthかピクチャー・キッズの使用の練習をする。
11日(火)に窓向きに傾いていたヘチマ。このヘチマを窓向きと反対向きにしました。
13日(木)「昨日も今日も晴れてないから、ヘチマの向きの変化を見せられないなぁ・・・。」と思いながら出勤。
二日でヘチマが反対向きに傾いています。
「ヘチマの向きはどうなりましたか?」
Aさんの観察力はすばらしい。
「真っ直ぐになって、反対に曲がりました。」
「みなさん、気付きましたか?」
“あー、見ていなかったー!”と、残念そうな顔が見えました。
職員室「方位と方角の違いは」5/13
西本先生から社会科テストについて質問されました。
「方位磁針の目的は“北を調べる”ですか?」
「北を決めて東西南北を決めるので、方位を確かめる道具。“方位”磁針だから。」
「やっぱり、そうか。部分点をあげよう。」
そこに教頭先生が加わりました。
「西本先生、“方位”と“方角”の違いは何か分かりますか?」
「えっ!?」
「調べました。“なるほど!”と思ったけど、忘れました。」
社会科を教えている村上先生も参加して、スマホで検索。
「基準があるか、ないかの違いじゃないですか?」
方角:ある点を基準として東西南北。方位:東西南北を基準として定めた方角
「違い.site」のサイトの説明は分かりやすい。方角は「方向」。方位は「東西南北」。
本日、6年生が全国学力・学習状況調査を受検しました。教科は、国語と算数です。児童は、緊張感を持って取り組みました。(テスト5分前の様子です。)
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・国語の問題には、記述式のものがありました。授業で、物語文のあらすじや説明文の要旨を約100字でまとめる学習をしているので、その成果を期待しています。また、朝の新出漢字を覚える15分間の授業が、漢字の問題の正答率向上につながっていることを期待します。
・算数の問題には、求め方を説明するものがありました。日頃、授業の後半、教え合う(求め方を説明する)時間を設けていますが、その成果が現れるとうれしいです。
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昨年度は、新型コロナウィルス感染症の影響で、全国集計されませんでしたが、今年度は2年ぶりに集計されます。結果を、9月上旬にお知らせできると思います。どんな結果が届くかわくわくします。(^^)/
三島小ダイアリ
5月25日(火)の3校時、青少年赤十字登録式を行いました。
今年度は、クロームブックを使って、オンラインで各教室の大型提示装置に映して見ました。
一人一台端末となり、各学年の発達段階に合わせて活用が進んでいます。これまでできなかったことが可能になっています。得意な先生からアドバイスを受けながら、教職員のレベルも上がっています。何より、子どもたちの新しい学習スタイルをすんなり受け入れられる順応性がすごいです。
さて、今回の青少年赤十字登録式。前もって親善委員会の子どもたちが吹き込んだプレゼンテーションで、赤十字の起こりや青少年赤十字の目標などを学びました。そして、誓いの言葉を唱和し、歌を聞きました。最後に校長先生が体験談を基に、心掛けていることを話してくださいました。
「三島っ子やくそく」第6条、「気付き 考え 私がします。」青少年赤十字の精神で、人のためになることを進んで実行する三島っ子であってほしいです。