「気候危機を知っていますか?」1/ 13~14
冬休み中にICTの研修に参加しました。そこで学んだ「メンチメーター」を3学期の 最初の授業で使いました。
「気候危機について」
グラフは4年生と5年生の結果です。約半数は「知らない」です。
「知らない人が多いね。」
「理科レポートでも、数回とりあげました。」
6年生の「知らない」は約4分の1で した。
「今までは地球の気温が上がっています。このままだと人間の生活が危なくなるよ。だったのが、今はすぐに行動しないと危ない。切羽詰まった状態の“危機”です。」
地球の気温が上がるとどうなりますか?
メンチメーターのオープンエンド形式で質問。結果をテキストマイニングしました。
5年生の一人と話し合いました。
「気候危機って何ですか?」
「聞いたことありません。」
「考えてみて。なんだと思う?」
「気候の危険?」
「何が危険ですか?」
「自然環境の破壊です。」
「具体的には何がありますか?」
「木が枯れる、川が荒れる、海の波が押し寄せる。コンビニが壊れたり人が流される。」
「原因は地球温暖化です。」
「気温の上昇をあと何℃までに抑えないといけないか?
「10℃くらい。」
「1.5℃です。」
「何年年までに達成しなければならないか?」
「2050年までに?」
「2030年までです。あと8年です。」
「ぼくは、その時に19歳だ。頑張って直してほしいです。」
3年 Aさん「冬のオタマジャクシ」1/5
メダカの水そうの中にカエルが卵を産みました。オタマジャクシになりました。
初めは小さい子どもでしたが、大きくなりました。ぼくの小指の第二関節くらいの大きさです。
初めは黒色でしたが、今はネズミ色です。
今は
冬なのであまり動きません。オタマジャクシのまま冬を越すことがあります。
何カエルか分からないので、毎日観察します。特徴から調べるとツチガエルだと思います。
★本人に確かめました。水槽は外に置いてあり、卵を産んだのは12月28日。冬に卵を産むのはアカガエルです。
3年 Bさん「いっぱい血が出た」12/31
ダッシュで走って、つまづいて、サンダルが脱げて左足の親指の皮がはがれました。血がいっぱい出て、痛くて泣きました。
私「めちゃ血が出てる。止まるかな?」
妹「ねえね。大丈夫?」
母「カットバンを貼りな。」
父「貼っても意味ない。テッシュで押さえておきなよ。」
私「いっぱい血が出て怖い。」
母「死んだりしないから大丈夫。」
父「心臓より高く上げときな。床に寝てソファーに足をあげて。」
私「どうして傷口を心臓より高く上げるの?」
父「高く上げて傷口の血圧を下げられるから、血が出るのが少なくなるんだよ。」
しばらくしたら血があまりでなくなったので、カットバンを貼って、ガーゼを巻いて寝 ました。
★大量の赤い血を見るとパニックになりますね。命を守るために、血を止める方法をしっかり覚えておきましょう。
正しい鼻血の止め方も知っていますか?
3年 Aさん「寒冷じんましん」12/29
私は、寒くなると“寒冷じんましん”が出ます。手や顔など空気に触れているところがはれたり、かゆくなったりします。このことに悩んでいるので調べました。
私「寒くなると寒冷じんましんが出るから嫌だなー。」
母「お母さんも寒ければ手は赤くなるけど、かゆくはならないからね。」
父「じゃあ、寒冷じんましんについて調べてみようか。」
冷たい刺激を受けるとおこる。数時間~24時間以内に跡を残さず消える。
温めることで症状が良くなることがある。症状が出やすい部分を重ね着する。温度差を作らないために外出する時は防寒対策をする。
私「知って治るわけじゃないからなぁ。」
母「知識を持って予防していきたいね。」
父「寒い日に外に出る時は、いつも対策するんだよ。」
★知って治るわけではないけれど、予防はできます。
3年 Bさん「湿度」1/8
部屋に加湿器がついている。45%と表示されていた。
ぼく「45%って何の数字?」
父「湿度だよ。空気に含まれる水分の量だよ。」
ぼく「湿度が高いとどうなるの?」
父「じめじめして暑いよ。夏は湿度が高いんだ。」
ぼく「湿度が低かったら?」
父「火事になりやすくなる。静電気が起こりやすくなるよ。」
湿度:空気中の水分の割合のこと。快適な湿度は40~60%。40%以下だとウイルスが活発になる。60%以上だとカビやダニが増えやすい。
★空気が乾燥しすぎても湿りすぎても、人間には都合が悪いのです。
3年 Cさん「白い息」1/7
外で野球をしている時、息をすると白くなりました。
僕「どうして冬になったら白い息が出るの?」
母「外の空気より口の中の方が温かいからじゃない?」
姉「水をふっとうさせた時に出る湯気と同じかな?」
空気中にふくむことができる水分の量は、気温によって違います。気温が低いほど少なくなります。
口の中の空気の水分量は多いけど、寒い外気の温度の水分量は少ない。
その差の空気に含むことができなくなった水分が、細かい水滴となります。それが白く見えます。
★空気にふくまれる水分とは水蒸気。水滴は目に見えるけど、水蒸気は目に見えない。
5年 Aさん「ものの溶け方」1/6
僕「寒いから抹茶オーレ、飲んでもいい?」
母「やけどに気を付けて、自分でお湯をわかして。お母さんの分も作ってくれる?」
僕「いいよ。たくさん飲みたいから、お湯の量を増やそう。」
母「いやいや説明書の通りに作ってよ。」
僕「カップにスティック1本とお湯180mLだね。」
でも、計量カップで量るのは面倒くさいなぁ。
やっぱりたくさん飲みたい。・・・すごいくうすい味だ。粉は溶けているけどまずいなぁ。
お母さんは甘めが好き。お湯を少な目に・・・粉が底に溜まっている。でも甘くておいしい。
僕「きちんと溶けなかったら、もったいないよね。」
母「溶ける量は限りがあるんだよ。だから美味しい飲み方を説明書に書いているのかな。」
僕「ものの溶け方がよく分かった。今度はおいしい抹茶オーレを作るね。」
★これから学習する内容の予習になりました。この経験を大事に覚えておこう。
5年 Bさん「なぜ地球温暖化はいけないのか」1/6
「ノーベル賞を受賞した真鍋さんは地球温暖化を研究している」とニュースで見ました。
ぼく「なぜ地球温暖化が進むといけないの?」
母 「地球の気温が上がると環境に良くないんだよ。詳しくは自分で調べてみたら?」
このまま地球温暖化が進めば、2100年頃までには地球の気温は1.1~6.4℃上昇する。海面は18~59cm上昇する。
・ 海の水が増え陸地が減る:南極・北極や高山の氷や氷河が溶けると海の水が増え、低い陸や小さな島が海に沈む。
・ 動物・植物の減少:氷の上や冷たい海で暮らしていた動物が生きていけない。陸が減ると動物や植物が生活する場所が減る。
ホッキョクグマのエサや住む場所がなくなってきている。
・ 気候が変わる:大雨・洪水・台風が増える。逆に砂漠も増える。
*絵はBさん作
ぼく「地球温暖化が進むと近い将来大変なことになるね。」
母「地球環境について考えるいい機会になったね。」
ぼく「もっとくわしく知りたいな。」
★気温上昇を1.5℃未満に抑えることが、他でもない人類の未来のためにも緊急の課題です。
「3学期の目標 ①」1/13~14
〇4年1組
★ 代表の目標を後の学級に伝えて、これも参考にして行動の目標を立てます。
5年 Aさん「動物の言葉」1/5
母「イヌやネコはワンワンとかニャーニャーとしか言わないのに、どうやって気持ちを分かり合っているのかな?」
私「人間はしゃべるのになぁ。」
本やネットで調べました。
ネコの言葉(鳴き声)は16~20種類あると言われています。声のトーン(高低)や長さ、発声方法などで、他のネコに感情を伝えます。
イヌも同じ。他にはしっぽのしぐさ、匂いをかぐなどの方法でイヌ同士のコミュニケーションをとります。
オオカミは遠吠えで近くの仲間と会話をしています。
イルカは頭に上にある鼻から声を出して会話をしています。
カエルは結婚相手を探すために鳴いています。
だから人間は他の動物の言葉は分からないし、他の動物も人間の言葉は分からないのです。
★鳥の中には、文法がある言葉を使う種類もあります。
相手の生活をよく知れば、人と他の動物との会話は不可能ではないと思います。すでに言葉を使わない会話はできていますよね。
5年 B さん「雨が降るとミミズは」1/5
私「雨の日にミミズを見かけるのはなぜ?」
母「乾いたミミズがいるよね。」
私「何で乾いているんだろう?」
母「地上に出てきたから乾いたのかな?」
*サングラスミミズはBさん作
大量の雨が地面に降り注ぐと、普段は空気が入っている空間に水が入っしまいます。
そうすると、土の中の酸素量は減り、ミミズは苦 しくなって出てくるのです。
加地さん作
私「最近は大きいのを見るね。」
★山に行くとシーボルトミミズという巨大なミミズがいます。
日本のミミズだけど、シーボルトが名前をつけたのでカタカナの名前です。
「5年生からもらったムカゴ」12/24
終業式の日、5年生からムカゴをもらいました。
「先生、これあげます。」
「塩ゆでしたら美味しいよ。持って帰ったら?」
「たくさんもらったので、いいです。」
私たちが食べているジャガイモは茎、サツマイモ は根。
種でなくても、体の一部のジャガイモやサツマイモを植えると根が出て 育ちます。これを栄養繁殖と言います。
ムカゴは、栄養 を貯えたヤマイモの“わき芽”。植えれば育ちます。
★私は塩ゆでするかムカゴご飯にします。小さいジャガイモみたいでおいしいです。
5年 Aさん「赤身と白身の違い」1/4
母「A、お寿司は赤身が好き?白身が好き?」
私「マグロが好き!そう言えばどうして刺身に赤と白があるの?」
母「じゃあ、調べてみようか。」
赤身と白身の違い
赤:遅筋 持久力がある。遠くまで回遊するマグロなど。マラソンランナー型
白:速筋 瞬発力がある。近海で素早く獲物を捕らえたり、捕食魚から素早く逃げるタイなど。短距離ランナー型。
母「筋肉の違いだって。」
私「サーモンは赤身?」
母「サーモンは赤っぽい色だけど白身なんだって。」
私「へ~。やっぱりサーモンが一番好き。」
★ロイロノートの5枚のカードでまとめています。サーモン(サケ)が白身なのに赤色なのはなぜかをレポートしてほしいです。
田中先生の冬休み~ちょっとした!~
1冬なのに一つだけ激成長しているナノハナ(正確にはセイヨウカラシナ)
12月なのに春の野草が花を咲かせている。というのは、もう当たり前になっています。
自宅近くでもナノハナは大きな葉 をつけるまでに育っています。
その中で一つだけ、茎だけとても育って、花を咲かせています。私の身長より高い。どうして、こんなに高く育った?
妻「養分を独り占めしたから。」私「一本だけ?」
2焚火の後の炭
新居浜の市民の森で焚火。薪は燃えて炎がおさまると黒い炭になっています。赤く光っている部分が生き物のように揺らいでいます。
炭を取り出しては二人で観察。
「焚火と炭火と、どっちが熱い?」
「炎は近づけないから、近くの炭火の方が熱いかな?」
「それ、考えたよ。」
炭火の熱は主に「熱放射」。太陽の熱と同じ。冷たい真空をも突き抜けて、当たった物を温めます。
「炭火の方が熱いかな。」
「そう思うよ。」
・・・かもしれません。
3 切り取った後のネギの再生
プランターで再生ネギを栽培して2年目。全部刈り取っても、時間が経つと、切った形のネギはなくなります。
新しいネギと入れ替わるのかもと思っていましたが、伸びてだんだん切り口がふさがるからでした。
土に植えると何度でも再生します。ネギはタフです。
4 食品ロス(食べられずに捨てられる食品)
2日にスーパーで買い物。サッカー台(荷造りする台)にラベルが貼ってありました。
日本の食品ロスは、あなたの想像以上です。自学のテーマにしませんか?
SDGsが日常の生活の中で求められる時代になりました。