5年「溶けたものを取り出す②」
①では水溶液の水温を下げて、取り出します。
溶けきれなくなったミョウバンの粒が残る水溶液を「ろ過」。水溶液と粒を分けます。ろ過した水溶液を冷やすと、ミョウバンの粒が出てきます。
〇水溶液を熱して、水分を蒸発させる
この水溶液を蒸発皿に数滴入れてガスコンロで熱します。水分を蒸発させます。出てきた粒=結晶をルーペで観察。
さらにルーペ+ロイロカメラで記録。
画像の左は食塩、右はミョウバン。教科書の画像です。
〇食塩とミョウバンの結晶の違いは?
ガスコンロでの急速な蒸発では結晶は小さくなり違いが分かりにくい・・・
「形の違いが分かる?」
「食塩の粒は□、ミョウバンは△っぽく見えます。」
「すごい!画像のどこで違いが分かりましたか?」
「画像を拡大して観ました。ここの部分です。」
画像を拡大して調べる発想は大事です。
・粒がふわふわ。調味料に使う時は、この方法を使います。
・2~3滴で、結構な粒が出てきた。渡邊さん
・ミョウバンが粒が大きく 固まっていて、食塩は細かく小さな粉です。
・うっすらとミョウバンの粒に色がついていて、食塩と違う。
・熱するとミョウバンは少し紫色。食塩は飛び散って白いまま。
・ 画像を拡大すると食塩とミョウバンの結晶の形が違う。
・結晶の形の違いに気付きました!
・ミョウバンの結晶は細長い形、食塩は四角い感じ?
★感想を読むと他も違いに気付いていますね。食塩の結晶の形は中学・高校のテストでも出ます。
顕微鏡では□に見えますが、正確にはサイコロみたいな立方体です。
6年 Aさん「コロナの変異株」12/27
ニュースでコロナウイルスの変異株の報道。
自「また新しい株のことしているね。」
父「これから増えるかもね。」
自「変異株って、どうやってできるんだろ?
父「調べて理科レポにしたら?」
今はオミクロン株が流行しています。
遺伝子(*生物の設計図)の変化が「変異」。
ウイルスは変化する環境に適応するために、遺伝子を変化させます。
ウイルスは自力で増えることができません。他の生物の細胞に入り込んで、自分の遺伝子コピーを作らせます。
コピーは繰り返すうちにミスが起こります。これが「変異」です。変異したウイルスが「変異株」です。
新型コロナウイルスは二週間に一つのコピーのミス。最初と現在のとでは20~30のミス(変異)があるようです。
感染力の強い変異株が日本に入ってくると、最終的にその変異株に置き換わります。
自「新型コロナウイルスには、たくさんの種類があるんだね。」
父「かからんようにしたいね。」
★感染力が強くて無害の変異株が出てくれないかな。と願います。
6年 Bさん「オミクロン株」1/11
TV「今日のオミクロン株の感染者数は〇〇人です。」
私「最近、オミクロン株がはやっているよね。」
母「そうだね。無くなればいいのにね。」
私「オミクロンとコロナって同じじゃないの?オミクロンの方がひどいとか?」
母「調べてみたら?得するかもよ。」
私「調べてみるよ。何かに役立てるかもしれないから。」
〇オミクロン株による症状の特徴
せき・息切れ・息苦しさ・熱・寒気・筋肉痛・関節痛・おうと・下痢・味覚異常など
〇新型コロナウイルス
せき・息切れ・息苦しさ・熱・寒気・筋肉痛・関節痛・おうと・下痢・嗅覚異常・味覚異常。
母「似ているね。私たちもかからないようにしないと。」私「そうだね。」
★オミクロン株は新型コロナウイルスの中の一つ。花粉症の症状と似ているので注意。
6年 Aさん「今見ている星は過去のもの」1/5
光についてのテレビ番組を見ました。
ぼく「なぁ、なぁ。」
母「どしたん?」
ぼく「光についてのテレビを見たんやけど。その時に、今見とる星、月、太陽って過去のを見ているんだって。それって何で?」
母「確かに、そうかも。」
調べると、お母さんの答えは少し合っていました。
光の速さは1秒間に30万km進むそうで、一番近い星でも300光年かかります。
ぼく「月は地球から38万km離れとるから、1.3秒前のもの。太陽は1億5000km離れとるけん、約8分前なんだって。」
母「そうなんやー。」
ぼく「他の星座も調べるわ。」
★一番近い恒星(太陽のように自ら光る星)は4.3光年。光の速さには限度があるので、距離があるもの同士に“同時”はない。
見ているもの全ては過去のものです。
★「あなた」と「私」も離れているので、互いに過去の姿を見ています。動くと時間の流れ方も変わります。
厳密に考えると、一人ひとりが別々の時間の中で生きています。実生活には、この時間差は問題はありません。
6年 Bさん「真鍋さんのノーベル賞」1/9
ぼく「新宮出身の真鍋さんは何でノーベル賞をもらったの?」
父「地球温暖化が問題になっているけど、そのことを何十年も研究していたよ。今の天気予報の基になるものを考えた。その研究で賞が贈られたんだよ。」
ぼく「地球温暖化って何?」
父「人間は工場や車などから出したガスが、大気に影響を与えて、地球の気温や海水面が上がっているんだ。
その影響で大雨が降ったりの異常気象が起きるようになってしまった。
真鍋さんは、その事を何十年も前から予測して研究していたから、すごい人なんだよ。」
ぼく「父さんは新宮で産まれたから、真鍋さんを知っている?」
父 「父さんは直接は知らないけど、真鍋さんが生まれた家は知っているから、一緒に行ってみよう。」
★何十年も前から予測して警告を出し続けていたのに、予測通りになってしまいました。
地球の環境はある一線を越えたら、元に戻すことができなくなります。
5年「もっと溶かすには②水温を上げると」2/7・8
1組の実験。食塩は溶ける量が増えることを確認。ミョウバンの実験もする予定でした。
お湯が不足してやめました。代わりに「ミョウバンではどうか?」を考える時間に。
〇「水温を上げるとミョウバンの溶け方は?」予想と理由
・ミョウバンは水を増やしても溶けなかったので温度を上げても溶けない。
・ミョウバンは食塩より溶ける。何かの動画を見た時 に「ミョウバンは実は~」と言っていた。
「実は」と言っていたので、予想と違うことになる。
・先生の言い方からミョウバンが溶けやすいということはない。
・田中先生の怪しい言い方からミョウバンは、めちゃめちゃ溶ける。
・ミョウバンは漬け物に使われると言っていたので、温めると結構溶ける。
・ミョウバンは漬け物に使われているものなので、あまり溶けない。
〇実験結果温度を上げると食塩よりたくさん溶ける
・ミョウバンの方が食塩より溶ける仕組みが知りたい。逆に、なぜ食塩が溶ける量があまり増えないのかも知りたい。
・粉を水の中に入れると全部溶けると思っていた。溶けたり溶けにくかったりするので驚いた。
・水温が高いとミョウバンはとても溶けました。漬け物を作る時に使うミョウバンは、温めて使うのかな。
★チラッと感じた「?」を 言葉にすることが発見の始まり。
・10杯こえができました。11杯でにごりました。水の量と温度を組み合わせて実験してみたい。
・低温だと食塩の方が溶けて、高温だとミョウバンが結構溶けることが分った。だから抹茶オレも熱いお湯に溶ける。
・私はミョウバンを水の時より6杯さらに溶かすことができた。水溶液を冷やしたら4~5杯分ぐらいミョウバンが出てくるかもしれない。
★溶かすのが楽しそうでしたね。
5年 Aさん「ワラジムシとダンゴムシの違い」12/26
放送室に入るとダンゴムシがいました。
私 「ダンゴムシがいる。外に近いからかな?」
6年「ほんとだ~。」
ちょん、とつつく。
6年「あれっ?丸くならない。ワラジムシ?丸くなったらダンゴムシ・・・ワラジムシとの違いは何?」
私「ダンゴムシは体を丸めて、湿った場所を好む。ワラジムシは体を丸めることができないけど、ダンゴムシと同じで湿っている場所を好むかな。
私が知っているのは、これくらいかな?」
冬休みが近かったので、くわしく調べることにしました。
ワラジムシは体長が約12mmで、細長い楕円形の節足動物です。人が触れたり、攻撃されると体を丸めたり、強いにおいを出します。
ムカデに似ているけど、エビ・カニの仲間です。
ワラジムシは少ししか体を曲げることができませんが、ダンゴムシは完全にボール状に丸まれます。
その姿がお団子ににているので、ダンゴムシの名前がつきました。
★両方とも陸に住むエビ・カニの仲間。カタツムリとナメクジは陸に住む貝の仲間。
5年 Bさん「体温を上げるには」1/9
ぼく「学校に行きょった間、ずっと健康観察表書きよったけど、36℃以下の時が結構あったやんか。」
母「うん。」
ぼく「35℃台から体温上げられんかな?」
母「体を動かしたり、お風呂に入ったり、ショウガを食べたり。」
ぼく「お風呂はちょっと。でも、ショウガで体温を上げられるんだったら、他の食べ物でも体温を上げられる?」
母「調べてみようか?」
たくさんあります。野菜ではネギ、ニンニク、ニラ、モロヘイヤ、小松菜など。肉類は赤身肉、羊肉、鶏肉など。魚介類はアジ、サバ、サンマ、イワシ、ブリなど。
ぼく「ニラとか小松菜とか鶏肉とかサバなら、家でも食べられるね。」
母「そうやな!今度、買いに行こな!」
★筋肉を増やすのも手。つけすぎると37℃を超えて、コロナ検査にひっかかります。
5年 Aさん「磁石のS極とN極」1/5
ぼく「理科で磁石のことを習ったよ。」
母 「磁石っていろいろな形があるよね。」
ぼく「お母さんが冷蔵庫にくっつけてあるマグネットシートのS極とN極はどうなっているのかな?」
マグネットシートに磁石を近づけると、S極もN極もくっついた。
ぼく「同じ極同士はくっつかないのに?学校で習っていない別の極があるのかな?」
図のように線状の磁石がS極、N極、S極・・・と向きを変えて交互に詰め込まれている。
磁石はどんなに割ってもS極とN極がペアで存在する。S極とN極しかないようだ。
5年 Bさん「思い出すときに斜め上を見るのは」12/28
母「おとといは何を食べたっけ?」
自「えーっと。あれ、目が上にいっちゃった。」
母「そうなん?」
自「調べてみよう。」
自「目が見えているものが余計な情報として入ってくると、気が散って考えるじゃまになってしまうんだ。
それで斜め上を向いてじゃまな情報を減らすらしいよ。」
5年 Cさん「しもやけ」1/4
私「手がかゆい~。」
母「しもやけができているね。私も指にできているよ。」
私「どうして、しもやけはできるのかな?」
母「手洗いの後や汗をかいた後、ふき残すからじゃない?」
私「そうだ。調べてみよう。」
しもやけは皮ふで寒さを感じると、神経により体温を一定に保つように命令が届きます。すると血管を縮めて血液が熱を逃しにくくなる。
こうして手足の血液の流れが悪くなって、しもやけになる。
治す方法は血液の流れを良くすること。温水と冷水に交互につけたり、温めながらマッサージする。
私「なるほど。マッサージしてみよう。」
母「早く治るといいね。」
5年「食塩やミョウバンは水にどれだけ溶けるか」ペア実験
〇水50mLに何杯溶けるか
「食塩は水50mLに、すり切り何杯まで溶けるかを調べます。」
「“すり切り”は知っていますか?」
「家庭科で学びました。」
「そう。では説明は省きます。机に粉をこぼれないようにトレーの上で作業をしなさい。」
「あれ?いっぱい机にこぼしている。」
変わった方法でしている人がいます。
①スプーンの先から根元に向けて途中まですり切る。
②根元から先に向かってすり切る。
「それでは、こぼします。②だけで、いいのです。」
それでも、粉を机の上にいっぱいこぼすペアが多いこと。掃除が大変です。
〇食塩やミョウバンを、もっと溶かすには?
「もっと溶かすには?生活体験から考えなさい。」
「えー・・・・」
なかなかカードが提出されません。経験が少ない?ようやく出てきたのは次。
温度を上げる
・ココアを作る時に、冷たいココアと温かいココアを作った。温かいココアの方が下に粉がたまってなかったから溶ける。
・ハチミツを溶かした時に、お湯じゃないと溶けなかった。
・カップラーメンの粉はお湯で溶けるから。
・抹茶オレをお湯で溶かすと、すぐに溶ける。
・コアの説明書に、お湯を入れてと書いてあった。
・アイスと同じで、熱で溶けると思う。
水の量を増やす
・お母さんがカルピスの素を買ってきてくれて、水の量が多かったら薄い味になったけど、水の量が少なければ濃い味になったから。
・ホットケーキが混ざりにくかった時、水を増すと粉が溶けやすくなる。
・水の量を増やすと味が薄くなるから、溶けやすくなる。
4年 Aさん「ベースランニングの仕方」1/10
ぼくは4年生から野球をしています。野球はボールをバットで打ってから、速くホームに帰ることが大切です。
そのために速く走らないといけません。しかし、走り方を間違うと、ベースをふめない時もあります。
走り方は、こんな感じです。まず一塁の手前でふくらみます。そうしないとスピードが落ちて速く走れません。二塁でも三塁でも手前でふくらみます。
お母さんに、この走り方を教えました。
母「これは遠心力だね。」
遠心力の意味を調べました。遠心力は物が円を描いて回っている時に、円の中心から外側に向かって遠ざかろうとする力です。
★ランニングから遠心力につないでいます。日常の生活の中に科学があると実感します。
4年 Bさん「スマホが動くわけ」1/7
1家族と理由を考える
ぼく「反応するのは静電気のおかげと聞いたことがあるよ。」
母「理屈は知らないけどね。」
ぼく「手の静電気がスマホの中の基盤を動かして画面を動かす?」
母「細かい理屈は分かりません。」
2ネットで調べる(省略)
3まとめ
反応は静電気のおかげです。どう進化するか楽しみです。
母「数百年後には産まれた時に、小さいチップを頭の中に埋め込まれる。
考えるだけで脳と連動して、電話やインターネットの画面を目の前に出して使うようになるんじゃないかな?」
ぼく「怖い。」
母「SF(科学空想)みたいだね。」
★お母さんの予想に同感。数百年もかからず現実になりますよ。でも、それで幸福かな?
4年 Aさん「地面に立てるのは」1/3
私「どうして地球は丸いのに、私たちは地面に立ってられるの?」
母「いい気付きだから、理科レポートに書いたらいいよ。」
私「分かった。調べてみる。」
私たちはふだん何気なく立っている時、地面から足が押されている感覚がありません。
しかし実際は地面が足を押しています。人間は地球の引力によって、地面の下から引っ張られています。
もし地面が人間を押し上げることをしなければ、地球の引力によってズボズボと地面の中に引きずり込まれます。
スポンジを押すと、押した部分が凹んでしまうのと同じです。
私「不思議だね。」
母「引力がなければ、人間の身長はもっと高いんだろうね。」
私「あっ、そうか。見えない力って面白いね。」
★無重力の宇宙船の中でも身長が伸びているかな?
4年 Bさん「金星・土星・木星」1/2
徳島県立子ども科学館に行きました。
私「金星は夕方の西の空で見えるんだよね。」
母「宵の明星と言って明るく輝いて見えるよ。大きくて明るい星だから、すぐに見つけられるよ。」
私「今から見ることができるの?」
母「今、6時だから見られないかな。日が沈む5時頃だったら見えるかな。」
私「今なら金星と土星と木星が、いっしょに見えるんだよね。」
母「よく覚えていたね。具定展望台へ行ってみよう。」
12/31と1/1と行きました。夕方見える金星の位置に山があって、土星と木星しか見えませんでした。
母が言うには、金星は太陽と地球の間の軌道に入るので、しばらく見えな くなるそうです。
★小学生の時、お小遣いで天体望遠鏡を買いました。木星のしま模様に感動しました。
6年「手回し発電機と光電池(こうでんち)」1/31
〇電気を使う実験を一人でできました。火を使う実験もがんばってできるようになりたいです。電気は何でもできるんだなと思いました。
★自分の成長を喜んでますね。できるようになれます。
〇豆電球やモーターは手回し発電機を反対に回しても働くけど、発光ダイオードや電子ブザーは働かなかったので、びっくりしました。
〇ソーラーパネルが斜めなのはなんでだろう?と思っていました。「一番太陽の光が当たる角度にしている」という理由が分かりました。
〇動画の太陽光発電を見て、熱を吸収しているんだなと思いました。
〇あのよく見るパネルは光を集める役割を持っていると知りました。
★太陽光発電パネルは「光」を「吸収」すると言えばよいかな。だから黒色なのかも。
〇新居浜にすごい太陽光発電があるそうなので、今度行った時に探します。
〇新居浜に動くソーラーパネルがあると先生が言っていました。見たいです。
〇動画を見て、動く太陽光発電があるなんて初めて知りました。
〇香川県にいた時、大量のソーラーパネルがありました。海の近くにありました。何か関係しているのかな?
★岡山では大きな池の上にパネルを置いてます。
〇太陽電池の服があると聞きました。充電がどこでもできて便利だな。
〇曲がる太陽電池もできていると聞きました。将来どう活用するのかな。
★便利で使いやすい太陽光発電パネルは進化し続けます。
★新しい家は、屋根に太陽光発電パネルを取り付けている割合が高いです。
〇水を蒸発させたり電気を作ったり。太陽は生活に欠かせないんだな。
★違う視点からの感想です。独自性があって面白いなぁ。