理レポ「川之江の山奥の文化財」1456
2021年9月7日 06時00分川之江の山奥の文化財」
川之江の町から遠く離れた山奥。平家伝説が残る地があります。金生町山田井の切山地区も、その一つです。
ここに残る「真鍋家住宅」は愛媛県最古の民家。国指定重要文化財です。東予の民家の原型とされています。
最近の2019年9月に屋根の葺き替え工事が行われました。
金砂湖の湖畔にも古民家が保存されています。徳島の祖谷にも古民家が保存されています。これらは板の壁の家です。
切山地区の古民家の壁は厚い土壁。茅ぶきの屋根を除けば埴輪の家です。今まで見てきた古民家とは全く違うことに驚きです。
内部の木材の骨組みなどはススまみれで、真っ黒でテカテカ光っています。
人はここに住んではいません。でも毎日、囲炉裏で薪を燃やし続け、ススを出し続ける人の営みが続いています。
だから、この古民家は生きている感じがします。
この古民家に住んでみたい。と思うのだけど。寒さや暑さ。調理の不便さはなんとかなるかな?
川や井戸の跡がないけれど、当時は水はどうしていたのかな?
今は、ここに清潔な水洗の公衆トイレもあります。
9月中旬には再開する予定のチョコレート工場もあります。コロナ禍が終わったら行ってみよう。