理レポ「やまじ風」「黄砂」1369

2021年4月19日 06時00分

5年 Aさん「やまじ風はどうして吹くの」4/3

僕「今日も風が強いね。」

母「やまじ風の予報が出ていたからね。」

僕「やまじ風ってよく聞くけど、一体何?」

母「四国中央市ではよく吹く強い風だね。私は新居浜で育ったけど、新居浜ではなかったな。」

僕「どうしてやまじ風は吹くのかな?よし!理科レポート作りで調べてみよう。」

やまじ風とは四国中央市一帯で見られる強風のこと。日本三大局地風(悪風)の一つです。

低気圧の中心が日本海を通過する際に、四国山地に南から吹き付けた強風が石鎚山系と剣山系の間の鞍部になっている 法皇山脈に集まって、

北側の急斜面を一気に拭き降りることで発生する。

春と秋に多い。やまじ風は吹き始めると気温が上がり、吹き終わると下がる。

僕「やまじ風は、この地域の地形に関係してるんだね。」

母「すごい強風だからしっかりと対策しないとね。」

★ 先日のやまじ風はすごかった。出勤中、車のハンドルがとられてヒヤヒヤでした。

  西本先生は、風の音がうるさくて寝不足でした。

  このレポートを読んでいたので気温の変化を確かめました。

  午前中は暑くて1枚脱ぎました。風が止むと寒くなりました。「本当だ!」と。

 

 

5年 Bさん「黄砂はどうしてできるの」4/6

私「ハックション!」

母「朝から調子が悪そうだね。」

私「目もかゆいよ。」

母「黄砂の影響だね。中国の砂漠から風に乗って飛んでくる細かい砂のことだよ。」

  今日はたくさん飛ぶって天気予報で言ってたよ。」

私「遠くがかすんで見えるよ。軽い土が風のせいで上に上がって、空が黄色になるのかな?」

母「黄砂が来ると洗濯物が干せないし窓や車も汚れるんだよね。」

私「いやだね。なくなればいいのに。」

母「それは無理かも。年々増えてるらしいよ。」

増えるのは、中国で起こっている砂漠化の影響だと言われてます。

工業化が進み森林を切り開いて砂漠が増えているから。

化学物質を含んだ黄砂は、呼吸器系の病気やアレルギーを引き起こしたり、農作物に害を与えます。

私「黄砂って悪いことをするんだね。」母「黄砂は環境問題だね。」

★ 黄砂がひどい日もありました。去年から風景がかすんでいるのが気になっていました。

★ 国をまたぐ環境問題ですね。一国だけでは被害を少なくできません。

理レポ 5年「おじいちゃんは認知症」1368

2021年4月16日 06時00分

5年 Aさん「おじいちゃんは認知症」3/30

ぼくのおじいちゃんは認知症です。ぼくの名前も忘れています。

週に一回は、おじいちゃんの家に行って、話をしたりオセロをしたり一緒にご飯を食べたりしています。

認知症は4種類あって、ぼくのおじいちゃんはアルツハイマー型です。

記憶力・判断力が低下します。ひどくなると次のようなことも

・ 物がなくなった。盗られた。と家族を責める“物盗られ妄想”

・ 外へ出てウロウロする“徘徊”

・ お風呂に入らないなどの“介護拒否”

・ 家族の顔が分からなくなったり、自分の顔が分からなくなったり、鏡に映った自分の顔が分からず

 「怖い顔した人が、こっちを見ている。」と言います。

・ 同じ事を何度も繰り返し聞いたり話します。

 

ぼくのおじいちゃんは満腹感がありません。

ご飯を食べた後すぐに「ご飯、食べたか?まだか?」と聞きます。

夜中に起きてバナナやパンやお菓子を食べます。次の日の朝、おばあちゃんが「食べたの?」と聞いても「わしは知らん。」です。

おじいちゃんの認知症は治りません。

おじいちゃんの家に行った時は、たくさん話をして、おじいちゃんを笑わせたりドライブに行ったり散歩をしたりして、

楽しい思い出をいっぱい作りたいです。

  

★私の母も“物盗られ妄想”になりました。心配して関連する本を読んで、早期に診察。

 

 認知症ではなく、うつ病でした。早期の治療で、想定より速く治りました。

 このレポートを読んで、「治らず にずっと続いたら・・・」と考えた自分を振り返りました。

 

 おじいさんを、丸ごと受け止め共に生きていこうとする姿勢があります。

 Aさんは温かいね。家族も温かいのでしょうね。今日は寒いけど(4/9)温まりました。ありがとう。

 

 

理レポ・4年「従業開き」1367

2021年4月15日 06時00分

4年「授業開き」4/9

授業準備。クロームブックで音声入力の練習。2組は時間に余裕があったので、Jamboardでクイズをしました。

すると4年生が“生き物”をどう考えているか、意外な事実に(私にとって)気付きました。

 

1 あなたはイヌ派?ネコ派? 手始めに。jamboardの使い方の復習。

2 好きな生き物は? 物を忘れたので代わりに。

2の生き物は動物ばかりです。“生き物”が何なのか分かっているのかな?

「生き物は、成長するものです!」と発言する子が数名あり。でも・・・ 

そこで3つ目。ヒマワリは生き物?

“ヒマワリは生き物でない”と思う子の多い こと!植物も生長します。生き物です。

 

・今日の感想を言います。 Chromebook の音声入力の使い方がわかって楽しかったです。

 音声入力がすごく便利だなと思いました。 表示150パーセントだとわかりやすいです。

・うまくできたので良かったです。いろんな体験ができたので良かったです。植物も生き物だと分かったのでそれを覚えておきたいです 。

 これからは 植物は生き物じゃないと間違わないようにしておきたいです。これからも理科を頑張りたいです。 

・友達もちゃんと優しく言ってくれたので分かりやすかったです。ヒマワリとか植物は生き物だとは知りませんでした。

 これからの理科も、みんなと仲良くできるように頑張りたいです。

・クイズが楽しかったです。 生き物は生き物しか食べないということが分かりました。 ワカメも植物も生き物なので、 大切にしたいです。

・今日初めて4年生になってChromebookを使うし、田中先生と一緒に初めてできたのでとても嬉しかったです。

 またいっぱいみんなとやりたいです。Chromebookすごいことが分かりました。

★速くローマ字を完璧に覚えて、打ち込みができるようにしましょう。

理レポ「新型コロナウイルス①」1365

2021年4月13日 06時00分

6年 Aさん「新型コロナウィルスとは」4/5

毎日テレビでコロナウイルスのことを報道しています。

学校でコロナウイルスにかからない、人にうつさないように、対策や注意を学びました。

うがい、手洗い、マスクをつける、部屋の換気などです。さらに祖父と調べてみました。

私「コロナはどのように発生するの?」

祖父「動物に感染して、遺伝子が突然変異して、人にうつるようになって発生するんだよ。」

コロナウイルスを運んだ動物はいるのでしょうか?

2002年、中国で発生したサーズは、コウモリからハクビシンにうつり、それから人に感染。

2010年、アラビアで発生したマーズは、ヒトコブラクダから人に感染。

2019年、中国で発生した新型コロナウイルスは、どの動物からうつったのか分かっていない。

病原菌のコロナウイルスの構造は下図。

スパイクが人の細胞にくっついて感染します。

形が王冠(ギリシャ語でコロナ)に似ているのでコロナウイルスと呼ばれています。

感染の主な原因は飛沫。窓を閉めていると咳やくしゃみ がなくても感染します。

感染すると5日で熱、咳、喉の痛み、鼻水、頭痛の症状。初期には匂いと味覚がおかしくなります。

約80%が軽症のまま一週間で治ります。若い人が多いです。

肺炎の症状が出る人は一週間から10日の間に悪くなり入院して治療します。

10日以上たって、集中治療室で人工呼吸が必要になる人が約5%です。

2~3%の人は死ぬことがあります。60代以上のお年寄りや高血圧などの持病のある人です。  

30歳までの若い人はすぐ治りますが、他人に感染させることがあるから、気をつけることが大切です。

私はこんなことを少しでも自覚してコロナにかからないようにして乗り越えたいと思います。

★人の移動が広く速くなったことで、未知のウイルスと接する機会が増えました。しかも感染は高速で広がります。

 愛媛は最大警戒に入りました。(4/9)でも今回もいずれ終わります。

 速く終わるように、今はがまんして頑張りましょう。

理レポ「新型コロナウイルス②」1366

2021年4月13日 06時00分

6年 Bさん「コロナウイルスとはどういったもの」4/7

私「昨日、東京都に新たに17人が変異ウイルス感染だって」

姉「まだ収まらないから怖いよな。」

私「コロナウイルスのことを知っとるけど、くわしく知らんよね。」

姉「調べたら?」

私「調べついでに、春レポの課題にしとこ。」

コロナウイルスはごくありふれたウイルスです。風邪の10~15%はコロナウイルス。

発見されたのは60年ほど前。先祖を探ると紀元前8000年頃に出現していたようです。

それから姿を変えて、コウモリは鳥など様々な動物の体に潜り込んで子孫を残してきました。
感染者を死に至らしめる可能性のあるコロナウイルスは、これまでに3回出現し、世界的流行を引き起こしています。

サーズ、マーズ、そして今回の新型。突然変異を繰り返して重い症状を起こすように変わったのでしょう。

★ウイルスは遺伝子だけ持った生物(?)です。遺伝子=生物の設計図。この設計図をコピーして子を増やします。

 コピーのミスが多いので、親と違った子が生まれる可能性が大きい。

 今は安全なウイルスが危険なウイルスに変わる。今は危険なウイルスが安全なウイルスに変わる。

 

ウイルス感染は生物の生死に関わっていますが、進化にも関わっています。

私たちの視覚(目で物が見える)は、植物の光を感じる遺伝子がルーツ。

植物に感染したウイルスが、この遺伝子を、次に感染した動物に運びました。

 

 母親のお腹の中で子どもを育てて産む能力も、ウイルスが運んだ遺伝子のおかげです。

新型コロナウイルスは、感染によって人に新しい遺伝子を運んだかもしれません。

その遺伝子が遠い未来に、新人類を作り出すかもしれません。どんな人類かな?

または別の生物に新しい遺伝子を運び、人類がかなわない新生物が誕生するかもしれません。

理レポ・冬レポ「水の体積」「口呼吸」1364

2021年4月12日 06時00分

冬レポは紹介しきれていませんでした。春レポ紹介前に残りの優秀作品を載せます。学年は前年度です。

 

4年 Aさん「水を温めるとどうして体積が増えるのか」

私「理科の実験で、水を温めたら体積が増えていうのをやったんやけど・・・。」

母「それがどうしたん?」

私「だって水を温めたら水蒸気になって蒸発して体積が減るやんか。」

母「ほんまやな。調べてみな。」

物質は原子や分子という小さい粒が集まり。液体は粒が少し自由に動き回ってる状態。

物質を温めると熱エネルギーが高くなり粒がさらに動きます。

お互いにぶつかり合って粒同士の間隔が広がります。(*体積が増える)これを熱膨張と言います。

つぶれたピンポン玉をお湯で温めると、体積が増え丸い形に戻ります。この現象も熱膨張と言えるでしょう。

自分でまとめると、より深く理解できました。また分からないことがあったら自分でまとめて理解したいです。

★ふり返りの感想に疑問を書いていましたね。“小学校理科の範囲では理解できないかな?”と思っていたら自分で調べています。

 とても素晴らしい。続けてください。

 

4年 Bさん「鼻呼吸と口呼吸どっちがいいの?」

私「CM で口呼吸は良くないって言ってたけど、どうして?」

兄「口で息をすると、口が乾燥するからかな?」

母「確かに口の中が乾くよね。」

私「口でするとばい菌が入りやすいから。」

兄「鼻からでも入るんじゃないの?」

私「口の方が大きいし、たくさん吸い込むよ。」

母「なるほどいい考えだね。」

私「本当にそうなのか調べてみるね。」

鼻は空気中のバイ菌やウイルスを取り除くフィルターの役割をしています。

口呼吸ではそれが取り除かれず体内に入ってしまうため風邪などの病気になりやすくなります。

鼻は冷たく乾いた空気を吸い込んでも、鼻の中で加温・加湿されてのどに届けられます。

口呼吸では口の中が乾燥して、だ液がうまく回らなくなり虫歯の原因にもなります。

兄「鼻ってすごいね。」

母「空気清浄機と加湿器の両方の機能が付いてるんだね。」

私「口呼吸っていいことも一つもないんだね。鼻呼吸をするように心がけるよ。」

★家族で濃い話合いができています。お母さんの例えもいいですね。 

理レポ「野遊びの勧め②」号外

2021年4月10日 06時00分

葉でつぼみを守る植物 4月4日7:14

早朝、野鳥観察での山歩き。

滝の宮ゴルフ場の駐車場で、ちょっと変わった植物を発見。

つぼみが葉で覆われています。つぼみが成長するまで守っているのかな?

googleレンズで調べると「トウヒレン属」と出ます。

葉の守りからはずれても、花はまだ開花ではないようです。

葉の形から判断・・・ヒメヒゴタイ?自信はあまりありません。

 

湖面から湯気 4月7日6:10

この日も野鳥観察を兼ねて滝の宮公園。

天気は晴れで、夜明け直後の気温は低い。池の湖面に白い湯気が漂っています。

「この白いものは何でできている?」と子どもたちに聞いたら「水蒸気!」と、どれくらい答えるかな?

湖面から蒸発した水蒸気が、朝の冷たい空気に冷やされて小さな水滴になりました。

答えは“水”です。

早起きしないと目撃できません。

 

切り株の“これは何だ?” 4月7日7:31

野鳥観察の復路。道の端には伐採された切り株が所々にあります。

その一つに黄色っぽいドロドロした物がくっついているのに気付きました。

「粘菌かな?写真撮っておこう。」

真上から観察すると、表面は厚く透明ニスを塗ったよう。

googleレンズで調べると、菌類の一種と出ました。念のため再検索。

 

あるサイトでは、こんな記述。

 2月に伐採。

 3月に入って気温が緩み始めたら、切株から黄色とオレンジ色の液体が出て来て

 4月には不気味な蛍光色になって爛れていた。

 春になり傷口を修復するための樹液が発酵し、発酵菌がこんな色になって固まったものだという。

 

別のサイトでは

 「樹液酵母」と言い、糖分の多い樹液に天然の酵母菌が付着して発酵

 そこに赤カビの一種が繁殖して、それの色素で鮮やかな色にあるそうです。

 

切り株のニスみたいなのは樹液?これに色つきの菌類(キノコやカビ)が生えて増えた?・・・なのかな??

 

理レポ・冬レポ「飛べないダチョウ」「線路の切れ目」1363

2021年4月9日 06時00分

冬レポは紹介しきれていませんでした。春レポ紹介前に優秀作品を載せます。学年は前年度です。

 

4年 Bさん「ダチョウはどうして飛べないの」

弟「鳥になりたい。」

僕・姉「なんで?」

弟「飛べるから。」

姉「ダチョウになれば?」

僕「ダチョウは飛べないよ。」

姉「知ってるよ。飛べないのは何でだと思う?」

弟「走っていて曲がるときに使うだけだから飛べない。」

僕「体重が重いから。」

母「体の大きさの割に羽が小さいから。」

姉「B(弟)!惜しい。正解は羽の形が飛べない形。飛べる鳥は羽の軸からの羽の長さが左右で違うから、風を受けて飛びやすいの。

  また竜骨突起という正面に突き出た骨が翼を動かしているから飛べるの。

  でもダチョウは羽の軸から左右の羽の長さが同じなので、風を受けにくく飛びにくい。

  しかも竜骨突起が突き出てないし、小さいので羽を動かすことが難しい。だから飛べないの。」

弟「じゃあダチョウは嫌だ。タカがいい。」

★ 私も"生まれ変わるなら鳥になりたい”としばしば空想します。空を飛べることに憧れます。

  でも“手が翼で指がないから物が作れないなぁ”と思い直しています。

 

4年 Cさん「線路の切れ目」

私「突撃問題!線路の切れ目問題です。」

母「?」

私「線路を列車が通るね。線路に切れ目があって、そこを通るとガタンゴトンて鳴るよね?」

母・父「うんうん。」

私「新幹線は鳴りません。 なぜでしょう?」

母「知らん。」

弟「どういうことなん?」

私「正解は“斜めに切れ目が入っている”でした。」

母「へー、知らんかった。」

弟「ねえ、もう一個問題出して。」

私「もうないよ。」

弟「じゃあ、今度、切れ目が斜めか見てやる!」

私「新幹線の線路だけ。ここは切れ目が普通のやつ。」

弟「・・・。」

★ 授業で話したことを生かしましたね。私が東中学校の勤務時、修学旅行で生徒が見つけました。

  新幹線に乗って確かめてください。線路には近づきませんよ!

理レポ・冬レポ「ミツの正体」「雑草」1362

2021年4月8日 06時00分

冬レポは紹介しきれていませんでした。春レポ紹介前に優秀作品を載せます。学年は前年度です。

 

4年 Aさん「ミツの正体は」冬レポ

12月の終わりのことです。

母「お祖母ちゃんから、山形のリンゴをもらったよ。」

私「食べよう。」

母「ミツがたっぷり入ってるよ。」

私「ミツって何?」

母「リンゴの中心にある透き通ってる部分がミツだよ。」

私「ミツってどういう意味があるんだろう?」

母「ミツって甘味が密集してるって意味じゃない?」

私「ハチミツのミツじゃない?」

母「色はハチミツみたいだけど、どうだろうね。」

リンゴのミツの正体はソルビトールという糖質アルコールの一種です。ソルビトールとは葉の光合成によってつくられる物質です。

葉からどんどん果実内に運ばれます。

リンゴにミツが入っているのは完熟した状態です。そのまま置いておくとミツが果実の中に吸収されてしまいなくなってしまいます。

1月に入って

母「リンゴあるから食べる?」

私「食べる!」

母「あれ?ミツが入ってないよ。」

私「置きすぎたんだよ 。」

★ おいしいリンゴは惜しまずに早く食べきることなんですね。皮ごとの薄い輪切りがお勧めです。

 

4年 井川征路さん「雑草が生えているのは」冬レポ

僕「なぜ雑草はそこら辺に生えているの?」

兄「その草の種が鳥のウンチの中に入ってることがあるから。」

僕「ちょっと汚い話になってきたね。」

兄「動物の体や人の服に種がくっついて運ばれることもあるよ。」

僕「草は賢いね。」

兄「種じゃなくて、根から芽が出て増える草もあるよ。」

僕「草抜きは、根っこも掘らないといけないなあ。」

兄「植物もいろいろ工夫をしながら生きているんだよ。」

僕「僕も工夫しながら生きていきます!」

★ 草抜きは根を残すと、残した根の分だけまた生えてきます。 最後の“僕も工夫しながら生きていきます!”は、いいね!

 

理レポ「庭遊びの勧め」号外

2021年4月7日 06時00分

私の身の回りのことを見直しました。

 

挿し木のサクラ

サクラの品種「ソメイヨシノ」は、最初の親木のクローンです。

つまり分身。同じ環境がそろえば開花します。

だから全国のサクラ開花の予想に使われます。

私もソメイヨシノのクローンづくりを試みました。挿し木を3年前に行いました。

数十本挿し木して、生き残ったのは3本。1本は花を咲かせて満開になりました。

成功率は1割。プロは8割だそうです。

 

 

残りの2本との違いが幹の太さ。

根を張らせて幹を太らさて、養分をためていないと花は咲かない・・・ということかな?

 

庭のトクサ

シダ植物です。

水中にいた植物が陸上に進出した時、植物はこんな姿でした。

そのころの気候は今より温暖だったので、水際では巨大シダ類の森があったようです。

そうした進化の生きた化石として興味があったので、庭に植えたら増えました。

基本、茎。地面の下は地下茎。そして貧弱な根。葉と葉はありません。

茎の表面が硬いので研磨剤として使われていたことから「砥草」(とくさ)と呼ばれています。

成長すると茎の先端にツクシの頭のような胞子葉群をつけます。ここから胞子を飛ばします。

 

ネギの花

料理に使って残った部分を栽培しました。

大きく育って、切り取って料理に使っていました。

しばらくほっておいたらねぎ坊主に・・・花がつきました。

ネギは茎と葉が一体化しています。

ここはトクサと同じ。先祖返り的? 

ネギの先端がふくらんで球になって、薄皮が破れると花が咲きます。

中が空洞のネギの先端は、花が咲いた状態でどうなっているのか?

先端のすぐ下から根元の中身は空洞になっていきます。 

先端は中身が詰まっていて、時期がくれば花を作るようです。

では花をつける前はどうなっているのか?先端だけ切り取って半分に切りました。

スマホで撮った画像を拡大。分かりにくいけれど、先端だけ中身が詰まっています。

食べるとコリコリ感があります。

花をつける時期になると、この部分が成長して花をつくるのでしょう。

 

 

身近な所で、身近なもので“?”や“!”を体験できます。

3密を避けなけねばならない今、身近な場所・こと・ものを素直な感性で見直しましょう。

そうすれば、すてきな春レポが出来上がります。