4年「気づきを実験で確かめる」6/16
1、前時の授業
①「3年の電気分野の復習をします。」
「電池とソケット付き豆電球で明かりをつけなさい。」
「自信がある人は?」
2組は自信いっぱい。1組は不安いっぱい。この差が面白い。
「あれ?つかない?」
でも、だんだん気付いてきます。
「豆電球がゆるんでいるから、明かりがつかない。」
回路が切れているからだよ。
②「電池とプロペラ付きモーターで自由に実験しなさい。」
まずは実験道具の組み立て。
「最初に合格した人が班の先生」のルールが、良く守れました。例年の半分以下の時間で終わりました。
「個人で実験します。」
「“気づき”はロイロ・アンケートに選択肢として追加しなさい。」
「賛成の気づきに全てチェック。」
間違いが多い。次の実験で確かめます
2、「アンケートに追加された選択肢を実験で確かめます。」
「“気づき”がたくさんあったのでを絞りました。そしてテストにしました。」
「個人で実験をして、“はい”“いいえ”二択にチェックを入れなさい。」
3、「テストの結果をみます。」
結果がはっきりしている実験に、失敗している人がいます。
★つなぎ方を反対にするとプロペラは反対に回ります。
★経験を積んで“上手に実験”、“結果を正しく読みとる”練習をしよう。
4、「つなぎ方を反対にするとプロペラは反対に回る理由は」2組のみ・提出順
〇+極と-極が逆になって電気が出る方向が違うから。
〇+極と-極が変わると、電流の向きが変るから。
〇電気の進む方向が変わって、逆向きに電気がモーターに入る。
4年 Aさん「チューリップの秘密」4/28
去年の11月にお母さんとチューリップの球根を買いました。
私はいろいろな種類の球根が入ったセットを買いました。どんな色の花が咲くかワクワ クドキドキです。
数ヶ月後
私「あれ?土の様子が違うよ。チューリップ大丈夫かな?」
兄「本当だ。芽が出始めて、土が盛り上がってきているんだよ。」
チューリップは毎日少しずつ成長していきました。
私「葉はかなり大きくなったけど、つぼみは見えない。花は咲くのか心配。」
母「初めは葉が育って、その後に茎が伸びて、つぼみが出てくるよ。」
数日後、つぼみが見え始めました。
私「つぼみは初めは緑色なんだね。初めから色がついていると思ってたよ。」
兄「このつぼみ。先の方が少し色がついているよ。」
私「本当だ。少し赤っぽい?赤かな?」
つぼみはどんどん緑色か赤色に色づきました。
私「赤色の花が咲いたね。大正解!」
母「ここで問題。花びらは何枚でしょう?」
私「6枚?」
母「ブーッ!」
私「えーっ!今数えたら6枚だったよ!6枚よ!」
母「ママも6枚だと思っていたけど違ってたの。」
チューリップの花びらは基本的に3枚。外側の花びらは“がく”。花びらを守ります。
その役割が終わったら、花びらみたいに変わります。
母「びっくりでしょう!」
私「なるほど。それで、つぼみは初めは緑色だったんだね。」
私「私が学校に行くと時は花びらは閉じているのに、学校から帰ると花びらは開いているの。夜に見ると花びらは閉じているんだよ。
お兄ちゃんに聞くと、気温で花びらが閉じたり開いたりするんだって。
気温が高いと開いて、気温が低いと閉じるんだって。チューリップも夜は眠っているのかな?
それならチューリップは私より早く寝て遅く起きている。いいな~。たくさん眠れて。」
母「そうだね。それにしてもすごい!よく観ていたんだね。」
★花びらが閉じたり開いたりする植物は多くいます。タンポポの花もそうです。
晴れの日は花が開きます。曇りや雨の日は閉じています。春より気温が低い秋や冬でも、タンポポは晴れの日は花を開きますよ。
花が閉じたり開くのは気温のせいだけ?
3年「幼虫の観察② Observation of larvae」6/14
「幼虫の観察の2回目です。」
1、「ロイロカメラで、幼虫を撮りなさい。」Take a picture of the larva→「よう虫②」
★右はAさん、左はBさん。
全長約1.5cmの幼虫も、ここまで近づいて撮れるとは予想していませんでした。とても驚きました。お見事です。
★It's amazing to be able to shoot up close.
2、「スケッチをノートに描きなさい。」Write a sketch in your notebook→「よう虫6/14」
★時間内に仕上げることは大事です。でも、速く終わらせて時間を残すは△、時間いっぱい描くが◎。
「うまく描けてない」と思ったら、次のページに描き直す。消しゴムで消す時間がもったいない。
これができている子がいます。上手になりますよ。
★It is important to draw all the time.
★ルーペで観察しながらスケッチする子もいれば、自分が撮った画像を見ながらの子も。
3年生のロイロカメラは撮り方の練習のでしたが、自分で気付いて工夫できました。
★It's great to sketch with the pictures you took.
3、「実体顕微鏡で、もっと大きくして見せます。」(班で順番に)
4、「幼虫の顔を見せます。眼はどこですか?」・・・正解は12個です。
Show the face of the larva. Where are the eyes?・・・12.
「イモムシの眼は筋肉袋」モンシロチョウの頭部 https://sizenkan.exblog.jp/12032640/
「幼虫の体・頭部 ぷれろんワールド」アゲハの眼 https://www.pteron-world.com/topics/anatomy/larva/larvahead.html
★片側に6個。見せた画像では分かりませんね。
〇よう虫には眼が6個あることが分かりました。(3人)
★ 実は12個です。
〇Scary and terrible.アビクさん
〇よう虫に線がありました。
〇黒くて細かな小さな点がありました。
〇勉強したら、よう虫はすごいと思いました。
5年「予想問題作り・解き合い」6/13
〇3時間目「予想問題作り」
1、20分で5問。
2、20分で班で完全に点検(班員にだけ問題を送る)
3、修正して提出→「予想問題」
★班で積極的に話し合いができました。前回より、ずっと良い。
〇4時間目「解き合い」
1、時間内に全員分を解く
2、ミスを見つけたら、カードで提出→「ミス」
3、修正が必要な場合は、班の責任で修正する。(間違えた人のせいではない)
★修正が必要なミスは1件でした。
★「よい問題」のランキングでは1位はAさん、2位はBさん。
Bさんの表紙に動画を貼り付けて問題にする方法はユニークです。
〇Aさんの問題がいいと思います。
〇間違いはないと思ったけどあったので、見直しが足りない。
〇「間違いがある」と言われた時、みんながすぐに駆けつけてくれました。
★あなたの難度を上げた問題作りに、私がひっかかってしまいました。ごめんね。
★「すぐに駆けつけてくれた」というのが素晴らしい。
〇Bさんの考えが良かったので使って見たい。(2人)
〇作った動画の入れ方が分からなかった。表紙に入れることを思いつきました。Bさん
〇完璧と思ったけど間違えました。悲しい。次は間違えません。
★班の責任です。前向きでいいね!”失敗は成功の元”です。
〇自分はミスを見つけても、めんどくさいと思って提出しないので、提出します。
★学級を高めるための活動です。気づきを提出することは“協力”です。
〇考えや思いを深めたり 伝えたりできて、考えや思いも聞けました。
★予想問題つくりと点検の時間は、これらができるチャンスがたくさんあります。チャレンジ!
6年「予想問題作り」6/14
「5年生はミス1件。6年生はもっとできます。」
「班で1問もつくれない人をつくりません。」
5年生の3時間目と同じ流れです。
授業カードや教科書を使って、どんな問題をつくるかを真剣に話し合っています。
https://youtube.com/shorts/agkn7UaAK0c
https://youtu.be/9Rq0E2y84s4
金曜日に解き合いです。どんな感想が提出されるかな?
4年 Aさん「虫かごの菌?」5/7
クワガタの幼虫を育てています。朝、幼虫の様子を 見に行くと
ぼく「うわ!何これ?気持ち悪い。」
なんと!クワガタの虫かごのフタに、黄色いモコモコ したかたまりがくっついています。
ぼく「お母さーん。ちょっと、こっちに来てー。」
母「何?どしたん?」
ぼく「これ見てー。」
母「わー!何これ?何かのたまご?」
ぼく「何か出てきたらどうしよう。」
母「怖いけん調べてみよかー。」
ススホコリという粘菌の仲間でした。クワガタの朽ち木や土に、よく発生します。クワガタには害はありません。
ススホコリは黄色くなる前に、元の場所から移動します。
ぼく「じゃけん、フタの上にくっついとったんじゃ。」
害はないけど、やっぱりちょっと気持ち悪いので、虫かごの掃除はしようと思います。
★「しまった!」と思いました。粘菌に興味があるので、少しもらえばよかった。
★YouTube「変形菌の動きと変化1」https://www.youtube.com/watch?v=0aBHknI1hz0
4年 Bさん「ジャガイモの毒」
ぼく「なんでジャガイモの芽には毒があるんだろううね?」
母「何でだろう?」
ぼく「よし、調べよう。」
ジャガイモにはソラニンやチャコニンという毒があります。
毒があるのは、“自分が繁殖(子どもを増やす)ために、外敵に食べられないようにするため”という説があります。
★学校に「緑のジャガイモは有毒なので知らせなさい」の文書がきます。注意です。
★理科畑で西本先生との会話(6/10)
「ジャガイモに花が咲いていますね。」
「そのうち実ができるかも。」
「え!?実?」
「私たちが食べているジャガイモは地下茎。ミニトマトみたいな実です。」
「ジャガイモの紫色の花はよく見るけど、白い花があります。品種の違いですか?」
「だと思います。私も初めて見ました。」
6年「おしっこの元は」6/13
1、「ウンチは消化・吸収されなかった食べ物。おしっこの元は?」
「アンケートの選択肢に、自分の予想を追加しなさい。」
「先生、ヒントは?」
「前時の学習に関係しています。」
「血液かな?でも・・・・」の声も。
「一番は胃液(10)、精子(4)、うんちから吸収した水(3)、いらなくなった水分(3) ・・・・」
「三択にします。胃液、精子、血液。」ほとんどが胃液。
「意見はありませんか?」
「胃液からできていたら、おしっこしたらひりひりする。」
「血液は赤いけど、おしっこは赤くないから違う。」
「どちらもなるほど。でも正解は血液です。」
血液と体内の水分はつながっているから、ほとんどの予想は間違っていません。
でも精子、うんち、尿素、酸素、塩分は見当違いですよ。
「血液が赤いのは透明な液の中に赤い粒がたくさん入っているから。おしっこをつくる“じん臓”で血液はろ過され、赤い粒は取り除かれて赤色でなくなります。」
「ろ過の実験は、5年の3学期にしましたね。」
2、「おしっこをつくるのは“じん臓”、ためるのは“ぼうこう”。お絵かきします。」
〇尿が血液だと分かってびっくりしました。
★尿は血液ではありません。「血液から尿がつくられる」です。こういう勘違いはなくしましょう。
〇Aさんが聞いた、血液の赤色がどこにいったのか?私も気になっていました。
〇たまに尿が透明なのと黄色いものがあるけど、じん臓の働きに関係しているのかな。
★よいところに気付きましたね。関係します。
ウンチもおしっこ(尿)も体の中を通ってくるので、食べたり飲んだりするものによって変わります。
また、体の調子によって変わります。体内の調子を知ることができます。
〇じん臓がマメの形だったので、すごかったです。
〇「じん臓は血液をろ過する。」と聞いて、トマトジュースのろ過を思い出しました。
★トマトジュースの赤色がなくなりましたね。5年の時の実験と結びきましたね。これはとても素晴らしい。
3年「ホウセンカとヒマワリの観察」
「日なたと日陰、どちらが温度が高い」6/10
Observation of impatiens(housenka) and sunflowers(himawari).
Which is hotter in the sun or in the shade?
〇授業の感想~こんな感想が書けるように~
〇Impressions of the class - so that you can write such impressions -
・ホウセンカの葉が81まいあってすごい。
・There are 81 leaves of impatiens, which is amazing.
★81の数字が入っているのがよいです。
★It is good that 81 is included.
・ホウセンカがとても成長したなと思いました。もっと成長してほしいです。
・ I thought that Impatiens has grown very much. I want you to grow more.
★観察の結果と願いが書かれています。
★The results of observations and wishes are written.
・太陽とかげの動きを、今回は東西南北を使って学んで楽しかったです。
・ It was fun to learn the movement of the sun and shadow using the north, south, east and west this time.
★「東西南北を使って」とは、「方位磁針を使って」ですね。
★ "Using north, south, east and west" means "using a compass".
「“ジグザグ”は日本語でない?」6/10
3年の理科で必要に迫られて英文を使います。
「ジグザクになる。」を英語にすると「Become zigzag.」
「あれ?zigzag(ジグザク)って日本語でなく英語?」
宮﨑和先生に質問。
「英語みたいですよ。」
念のためタリア先生にも質問。
「英語です。」
「由来は英語圏の言葉ですか?」
「うーん、フランス語ではないと思うけど。」
どうしても引っかかるので“ジグザク”の語源は”で検索。
フランス語の「ノコギリの歯」が由来というのが有力とされています。
6年「血液の流れ」6/6
1、「心臓の働きは血液を流すことです。」
①「血管の中の血液が酸素や養分を全身に運びます。」
②「心臓の位置は?少し左側、真ん中、少し右?」→少し左側
「真ん中」が一人。ほとんどは「少し左側」
③「脈拍を1分間測ります。」→小学生の平均は80~100。
「脈がない!」と騒ぐ子は、例年になくとても少なかったね。
★健康の管理のために、脈拍を自分で測れるようにしておきましょう。
④「運動したら脈拍は?増える、減る、変わらない?」→10秒間運動→増える
「どうして増えるのですか?」
「酸素がたくさん必要だからです。」
この酸素を使って養分を燃やして、エネルギーを取り出しています。
★運動したのに脈拍が増えていない人がいます。正しく測れていませんね。練習しておこう。
⑤「運動していないのに緊張したり怖い目に会うと脈拍が増えるのは?」→カードで提出
「ドキドキするから。」
「酸素がたくさんいるから。」
「それがどうしてかを聞いています。ヒント。大昔の人間の生活に関係しています。」
★Aさんのカード。後半は正解です。
★敵から素早く逃げるための準備のために、たくさんの酸素や養分を全身に送るためです。
逃げるための必要な筋肉に血液が集中します。そのため顔が血液不足で青ざめます。
〇音楽で心拍を測ったことがあったので役立ちました。
★メトロノーム代わりですね。
〇脈拍の平均が高くてびっくり。
★心と体の調子で変わります。心身とも健康な時の落ち着いている時の脈拍数を覚えておきましょう。
〇運動すると脈が速くなる理由が分かりました。気になっていました。
〇ホラー映画で「逃げ切ったと思ったら出てくる」は、もっと驚かせるためなのかな?
★自分も逃げたくなってドキドキするのでしょうね。
4年 Aさん「アジサイの色」5/1
私「アジサイの花の色は、どう変わるの?」
母「調べてみたら?」
アジサイは咲き始めと終わりの間で花の色が変わります。初めは色がうすく、だんだん赤や青の色が濃くなります。最後に色は緑色になります。
色は生えている場所の土によって決まります。アジサイの花はアルミニウムを吸収すると青くなる性質があります。
土が酸性の場合は土の中のアルミニウムが溶けるので青くなります。中性やアルカリ性の土では、アルミニウムが溶けないので赤くなります。
私「アジサイの花の色がどう変わるか分かりました。」
母「アジサイの時期になるのが楽しみだね。」
私「アジサイは私たちの見ていない所で、色が変わっているだなぁ。」
6月のアジサイの時期になったら、アジサイの色が変わるところを見てみたいです。
★6月です。色の変化は見ましたか?
4年 Bさん「輪ゴムは何で伸びるの?」5/3
ぼくは、お客さんのお弁当を作っている時に思ったことを、みんなに聞きました。
ぼく「どうして輪ゴムは伸びるの?」
姉「どうしてかな?母さん分かる?」
母「何でだろう?理科レポートにまとめてみたら?」
ゴムには折れ曲がった構造をつないでおく鎖のような留め具があります。この留め具にはイオウという物質が使われています。
イオウのおかげで、ゴムは縮む性質がうまれています。
ぼく「へー。ゴムにはいろんな仕組みがあるんだね。」
姉「初めて知ったことが、いっぱいあったね。」
イオウを混ぜる方法を発見したのは、アメリカのグッド・イヤーです。
日本のブリジストンと並ぶゴム会社のGood Yearの名前は、この人の名前が由来です。
★お手伝いしています。いいね!
5年「子メダカの観察」6/6
1、「①と②の産まれた時期が異なる子メダカを観察します。10分交代です。」
「違いが分かる図にしなさい。」
「どちらが産まれたてかを考えながら。」
2、「どちらが産まれたてですか。①なら▇、②なら▇を提出。」少し②が多い。
3、「班で話し合って、選んだ理由を代表が提出しなさい。」
①の理由
②の理由
「結果は▇5:▇4。正解は①。お腹のふくらみが小さい方です。」
4、「お腹のふくらみに何が入っているのかを提出しなさい。」
「理由が言える人。」
養分「養分を使って生活するから、ふくらみが小さくなる。」
空気「水に浮くために空気が入っている。」お腹に空気があったら水中の姿勢は?
デンプン「理由はありません。」種子の中のデンプンを思った?
心臓 発表なし
卵の殻「食べるものがないから卵の殻を食べた。」モンシロチョウの幼虫のように?
「意見を聞いて選びなさい。」
養分と空気がほぼ同数で残りました。
「それぞれの賛成意見、反対意見はありませんか。」
養分「ふくらみが小さくなっているので養分が使われた。」
空気「ふくらみのない大人になっても沈んでないから、空気ではない。」
「ファイナルアンサーです。」
全員が“養分”。
「エサをとれるようになるまで、ふくらみの中の養分を使います。」
★多様な意見が出てきました。賛成意見も反対意見も大事。楽しかったです。