理レポ 6年「証明の方法」1666

2022年9月16日 06時00分

6年「予想を証明するための実験方法は?」9/9

 

1、前時は自由実験「てこを一番楽に使うには?」

「結果から分かること」を共有ノートを使って、班別につくりました。

10班の案を比べて、最良の案を「まとめ」に採用。(水色カード)

2、今回は、「まとめ」を証明する実験方法を考えます。(共有ノート)

「実験方法を考えること5年の時はさっぱり。」

「1学期で正解にかするようになりました。2学期に、この力を伸ばそう。」

「カードの図形を自由に使って図と文で説明する。」

①班活動(共有ノート)10分+延長7分 *集中力が長続きするようになりました。

②正解がないので解説 *最高で50点 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7班の案と正解

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二つの実験が必要と分かった班は多かったけど、説明不足。でも、がんばったね!    

 

3,感想

「6年生になって実験の仕方を考えることができるかも」と田中先生が言ってくれたのでうれしかった(Aさん)。という感想も。

難しかったね。次はもっと成果をあげよう。

理レポ「ポインセチア」1668

2022年9月16日 06時00分

4年 Aさん「ポインセチアの秘密」

親戚のおじさんの家にポインセチアがありました。

私「冬は葉が赤色だったのに、緑色になっている。」

母「そうだね。冬は確かに赤色できれいだったよね。」  

私「もう赤くならないのかな?」

おじ「また花芽がつくと葉が赤く色づくよ。色づいた葉は『苞』(ほう)って言うよ。」

私「ほう。(笑)でも、ポインセチアに花あったかな?」

母「葉の真ん中にプチプチした黄色が花なんだ!後で調べてみよう!

私「ポインセチアの花芽はいつつくのかな?クリスマスにお花屋さんに並んでいるから、冬の植物だよね?冬の気温と関係があるのかな?」

おじ「実は寒さに弱い熱帯植物。冬は部屋の中で育ててあげないと枯れてしまう。」

私「ポインセチアは温かい地域の植物で、しかも寒さに弱い植物?」

おじ「おじさんも初めて知ったときはとても驚いたよ。」

私「じゃあ、花芽は気温が低くなるからつくんじゃないよね?」

おじ「ポインセチアは日が短くなると花芽をつける植物なんだよ。」

私「気温じゃなくて、太陽の照る時間の長さで花芽がついて花が咲くんだ!」

おじ「クリスマスの時期に合わせるために、短日処理と方法があるよ。チャレンジしたことないんだけどね。」

私「短日処理?初めて聞く言葉ばかり。」

母「後で一緒に調べてみよう。お母さんも知りたいな。」

短日処理とは? 葉を赤くするには、光の当たらない時間が1日に12時間以上必要。

日の短い冬が来たと錯覚させます。2ヶ月〜2ヶ月半前から始めます。

なぜポインセチアは葉を赤くするのか?花が小さく目立たないため、受粉を手助けしてくれる虫をおびきよせるためです。

一番驚いたのは、年中赤色だと思っていた葉が緑色になっていたこと。植物にはそれぞれ生きていくための仕組みが備わっています。

その秘密を知るたびに、ワクワクします。もっとたくさんのワクワクに出会いたいです。

理レポ「炭酸飲料」1667

2022年9月15日 06時00分

4年 Aさん「炭酸飲料は、なぜ振ったら噴き出るの?」

公園に家族で行った時の話です。暑かったので、帰りにジュースを買ってもらいました。

「コーラを妹と分けるから買ってきて。」

妹が自動販売機から取って、私の所に走って持ってきてくれました。

父「振ったらいけない!開けた時にまけてしまう!」

“大丈夫だ”と思って、すぐ開けたら噴き出ました。

父「言ったやろ。炭酸をふって、すぐ開けたらいかんのよ。」

私「1学期の理科で習ったのが関係してる気がする。

  空気の体積は小さくなったり大きくなったりする事ができるけど、水の体積は変わらない。

  振ることによって炭酸の泡が大きくなって、ペットボトルの中で限界になって、開けた時に噴き出すんじゃないかな?」

母「なるほど。ふって空気が温められて大きくなって、泡が大きくなるってこと?」

私「そんな感じ。」

母「家で炭酸水作りよるけど、水に何入れよるか知ってる?」

私「知らん。何かガスみたいなの入れよるのは知ってる。」

母「二酸化炭素。圧力をかけて二酸化炭素を水につめこんだら炭酸水になるんよ。」

父「シュワシュワ感じるのは、二酸化炭素なんで。」

私「そうなんじゃ。」

炭酸飲料を振ると、溶けている二酸化炭素が気体にもどります。その二酸化炭素気が、ふたを開けた時に液体といっしょに飛び出して噴き出ます。

私「思っていたのとちょっと違うんかな?」

噴きこぼれの心配があれば。横にして転がす。とんとんたたく。冷蔵庫で保存する。

★“二酸化炭素の体積が増える”は学習の成果。原因が、“衝撃”か“温度”の違いです。

 すごく冷やした炭酸飲料なら?近くにいた娘と話し合いました

 「キンキンに冷やした炭酸水を振っても、噴き出るかな?」

 「過冷却しているコーラがあるよ。振って瞬間に凍らせて飲むんだけど、失敗したら噴き出るよ。」

 「飲む時は、砕けた氷の状態?」

 「普通のコーラだよ。」

 「気体は低温ほど溶け込んだまま。振っても噴き出ないな。」

理レポ「放射線」1666

2022年9月14日 06時00分

6年 Aさん「身の回りの放射線」

ぼくは夏休みに、身の回りの放射線の量を測れる体験教室に行きました。

僕「どんなものからも放射線が出よるって、聞いたような気がするけど。」

母「どういうものが、一番多く放射線が出るかも気にならん?」

僕「今日は、それも聞けるん?」

母「多分聞けるだろ。」

愛媛大学の栄誉教授の話を聞きました。

身の回りに放射線を出しているものは、どれくらいあるか。

放射線を浴びることで、人体にどのくらい影響が出るかなどを話ししてくださいました。

地上からも放射線が出ていると教わりました。α線、γ線、β線が放射線です。食べ物からも放射線が出ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★地表からも宇宙からも放射線は飛んできます。空気中や水の中にも、放射線を出す物がありますます。

 だから、その中で育つ生き物(食べ物にもなる)の体の中にもあります。

  “Bq/kg”(ベクレル毎キログラム)という単位は、1kg当たりの放射線量です。

 放射線を浴びるとガンになる理由は、DNAが壊れるからです。

★人は60兆の小さな“細胞”という粒からできています。粒一つ一つに、その生物の設計図である“DNA”を持っています。

 DNAが壊れると死んだりガンになります。

 

霧箱というものを作って、放射線を肉眼で見ました。白い粉のようなものが線になって飛び散っていました。

★放射線は目に見えません。白い線は飛行機雲のようなもので、放射線が通った跡です。

放射線測定器を持って、色んなものの放射線量を測りに行きました。とても面白い体験ができてよかったです。

★浴びる放射線は少ないほど安全です。

理レポ「クロウサギの進化」1662

2022年9月13日 06時00分

6年 Aさん「生物はどうやって進化するのか」7/24

 

テレビで“アマミノクロウサギが環境に対応して進化している”と言っていました。

★次の記事の内容ですか?

 

2020.9朝日新聞 進化の結果? 「一人っ子」が多いアマミノクロウサギ

天然記念物のアマミノクロウサギは、一回に産む子は1匹、巣離れまで40日前後、授乳は2日に1回で2分前後。

これは気候が良く、敵が少ない島で、アマミノクロウサギが独自に進化した結果。

研究者の水口さんは「数少ない子どもを大切に育てようとしている。」と話しています。

 

私「じゃあどうやって進化するん?」

祖母「え〜、遺伝子が変化するとか?」

私「全てのアマミノクロウサギが一気に?」

祖母「違うやろ、調べてみな。」

遺伝子(生物の設計図)は、突然変異(突然起こる遺伝子の変化)によって変化する。

親と異なる性質を持つ子のうち、より環境に適応した子が生き残っていく。

これが“自然淘汰”。生き残りに有利な遺伝子を持った子が増えると、その生物の進化が起きる。

★人がお腹の中で赤ちゃんを守り育てることができるのは、ウィルスの遺伝子のおかげです。

 遙か昔の人の先祖がウィルスに感染した時、人の遺伝子にウィルスの遺伝子が残りました。

 この遺伝子によって“胎盤”が発達して、お腹の“子宮”の中で、赤ちゃんを育てることができるようになりました。

★アナウサギの出産数は4~8匹、授乳は1日1回で4分程度。敵に子をとられても、子をたくさん産んで生き残る作戦。

 毎日でも8匹で4分間”では、1匹当たり30秒。子ウサギはお腹がすくよ。

 それに比べてアマミノクロウサギは2日に1回でも1匹で2分間です。

 

理レポ「変わった植物」1661

2022年9月12日 06時00分

「植物園の変わった植物」7/25

 

夫婦で植物園に行きました。そこにいる間中、入園者は私たちだけでした。

 

①「干し柿みたいな植物」バブボフィラム ファレノプシス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オレンジ色の方を見た時は、「干し柿?」と思いました。緑色もあります。この実のようなものは“茎”のようです。

これから葉が生えています。ランの仲間です。花が咲くと、とても臭いらしいです。

 

②「どれが花?」シマサンゴアナナス

ピンク色の部分は美しいけれど、花ではありません。これは“苞”(ほう)という、花を守るためのです。

本物の花は、ピンク色から顔を出している紫の部分です。パイナップルの仲間。

 

他にも花びらのような葉を持つ植物がいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左はブーゲンビリア。ピンク色も葉。

右のネオゲリアの赤色も葉。

ネオゲリアの場合、最初はクマザサのような葉が、根元から赤色に変わるようです。

★花びらを大きくするのではなく、花を囲む葉を目立たせています。

  そうして 共生相手の昆虫を呼んでいます。花粉を運んでもらうためです。

 

 

理レポ「幽霊・クラゲ」1665

2022年9月9日 06時00分

6年 Aさん「幽霊は実在するのか」7/31

ぼく「幽霊って怖いよな。」

父「わしゃ、怖ないぞ。」

ぼく「前ビビってたくせに。」

母「幽霊って実在するんかな?」

ぼくと父「知らん!!」

とゆうことで調べることにしました。

髪が伸びる人形。人形の頭に止めている髪の毛がずれた。お寺の意向によって証明はされていません。

こっくりさん。鳥居や五十音字が書かれている紙にコインを置き、こっくりさんを呼び出します。

するとコインが勝手に動きます。無意識に誰かが動かしているのです。

まだまだ気になることはありますが、田中先生の負担を考えてここまでにしました。

★負担を心配してくれて嬉しいです。出典を書いてくれると、負担がさらに減ります。

★“そこにない”こと・物も、“そこにある(らしい)”と思うと、脳が作り出します。

 “夢”は、脳が“そこにない映像と音”を作り出したもの。目覚めている時も起こります。

 早合点や思い込みに注意。大事なことは、“意識して確認”が必要です。

 

6年 Bさん「お盆のクラゲ」

お母さんと、海の話をしているときに、クラゲの話になりました。

母「なんでお盆を過ぎたらクラゲが増えるっていうんだろな?」

ぼく「それは...知らんなぁ」

調べてみました。

海水温が、深く関係しています。お盆の頃になると、海水温が、20度〜30度ぐらいになります。クラゲにとって活動的になる温度です。

一部の地域では、「お盆になるとクラゲが増えるのは、宿題をさせるためだ」とも言われています。

「宿題をがんばらなきゃな」と思いました。

★盆前、娘と南予の人のいない海に。見渡すとクラゲが13匹。娘は平気で海に潜るけど、私は海岸に打ち上げられたクラゲを観察。

 「食べられないかな?」と考えていました。

★9月にウミホタルを採取するために妻と海に行きました。砂浜に打ち上げられたクラゲを見て

 妻「これ食べられる?」私「コラーゲンだから食べられると思うけど。」

 似たもの夫婦だなと、心の中で苦笑しました。

理レポ「おなら」1660

2022年9月9日 06時00分

6年 Aさん「おならは何のガス?」

 

私「おならは、何が出ているのかな?」

姉「誰でも出るよね」

父「匂いは、みんな一緒じゃないかな。気になるね。」

姉「おならも気になるけど、ゲップも気になるよね。」

 「物を食べたりする時って、すごい空気を飲んでるらしいよ。飲み込んだ空気じゃない?」

父「胃に空気が入って、胃の下の十二指腸から二酸化炭素がたくさん出ているよ。」

 「その次の大腸にいくと、腸内細菌によって分解がおこるよ。水素や二酸化炭素、臭い匂いの元になる硫化水素とかができる。」

 「それが腸にたまって、“おならしたいな”ってことになるんじゃない?」

姉「飲み込んだ空気には酸素と窒素があるよ。酸素はエネルギーを作り生きていくの必要なものだけど、窒素は腸内に吸収されないでそのまま残るんよ。」

 「酸素はすぐに消費されて、二酸化炭素や水素も吸収されて、硫化水素は吸収されないで残るって聞いたことがあるよ。」

*硫化水素=卵が腐った匂い

私「我慢してしまうんだけど、我慢しないほうがいいよね。音が出るおならと、ラッキーな音が出ないおならもあるよね。」

 「我慢したおならも一体どこへいっちゃうんだろう?人間の体って面白くて不思議だね。」

★肛門から出たら“おなら”、口から出たら“ゲップ”になります。1日平均で5~20回出ます。

 たくさん空気を飲み込むから。消化ができない食物を、腸内細菌が発酵させて気体ができるから。

 どちらも“早食い”が原因の一つなので注意。

 おならの成分は、99%は窒素、水素、二酸化炭素、酸素、メタンなどの匂いのない気体。

 肉食中心になると臭くなります。野菜でもニンニク、タマネギを食べると臭くなる。

 ほとんどは血液に溶け込んで、肺から出て行きます。これは息だね。

 おならが臭い時は、息も体臭も臭くなります。逆もあり?

理レポ「理科畑のホウセンカ」1658

2022年9月8日 06時00分

「7月の理科畑のホウセンカ」7/21

 

早朝、理科畑の手入れをしました。数日見ていない間に、ずいぶん大きくなっています。

*このレポートは7月下旬のものです。

そこに通りかかった西本先生からも。

「地植えのホウセンカがすごく大きくなっていますね。驚きました。」

「鉢植えは根が広がる限度があるからね。」

「えっ!そうなんですか?」

「地植えは根を広く深く広げることができるので、たくさん養分と水分を集めることができます。」

「鉢植えは鉢の外に根を広げられないから、大きくなれません。」

後から田島先生からも。(田島先生の3年生がホウセンカを育てました。)

「地植えのホウセンカが、すごく大きくなっていますね。驚きました。」

 

植物は地上部分では日光を浴びた葉で養分をつくります。下で根を広げて土の養分や水分を吸い上げます。

植物は根から自分がつくった養分をしみ出します。その養分で味方になる微生物を呼び寄せて、育てます。

微生物がつくった物質で植物は健康に丈夫に育ちます。植物と微生物は欠かせないパートナーです。

★植物が根から養分を出して、必要な細菌を集めて育てて、植物に必要な養分をつくらせています。

 まるでウシが胃の中に微生物を飼っているのと同じ。

 

人の腸の中にもたくさんの微生物がいます。人と微生物も欠かせないパートナーです。体重の1~1.5kgは微生物の重さです。

目に見えない微生物(細菌・ウィルスも)と植物と動物(人も)は互いに欠かせないトリオ。

 

ウィルスは他の生き物に“感染”することで生物の設計図である“遺伝子”の運び屋になっています。

動物の目が見えるのは、ウィルスが運んだ植物の遺伝子のおかげです。

★遠い未来、今のコロナウイルスが人に運んだ遺伝子が、気候危機が激しくなった世界で、人類が生き抜く能力を与えてくれるかもしれません。

理レポ「セミ」1659

2022年9月8日 06時00分

6年 Aさん 「セミの寿命」7/22

僕「セミって寿命短いらしいけど、どんぐらいなん?」

兄「約一週間らしいけど、環境が整えば一ヶ月は生きれるらしいで。」

僕「じゃあ、セミってなんで寿命短いん?」

兄「さぁ、わからん。調べたら?」

セミは最大7年間も土の中で過ごし、地上に出ると10日から2週間の命です。成虫のセミの仕事は卵を産むことだけ。

その間生きていられればいいわけだから、長生きしません。

僕「セミって最低10日しか生きれんのやな」

兄「最大7年もかけて土から出るのにたった10日ぐらいで死んでしまうんやな」

自分の寿命が10日から2週間と考えるとぞっとします。

★2019年には岡山県笠岡市の高校生が発表。

 最長でアブラゼミ32日ツクツクボウシ26日クマゼミ15日の間生存しています。

★このレポートを読んで、三島小の東校庭のセミ穴を調べました。羽化のために地上に出てきた時にできる穴です。

 夏休み直前には穴は0でした。今日(7/31)は114個でした。

 その穴は、「重機で掘り返していない」+「草が茂ってない」場所にありました。

 分校の工事前は、東側で一夏に約800個ありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“子孫を残すこと”だけに、もっと徹底しているのがカゲロウ。成虫は口も腸もありません。

だから3時間から4時間しか生きられません。でも幼虫時代は半年から1年間あります。

カゲロウは、その一生でも変わっています。

セミ「卵→幼虫→成虫」

チョウ「卵→幼虫→さなぎ→成虫」です。

ここまでは小学校理科の内容。しかし・・・

カゲロウ「卵→幼虫→亜成虫→成虫

さなぎにならないけれど、羽が生えてからも脱皮します。

★さなぎに“なる”・”ならない”の違いは、どこで決まるのか?不思議です。

 何でもありみたいな昆虫の生き方は面白い。と思いませんか?